ヒゲおやじの気まま流野菜づくり日記

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<<   作成日時 : 2008/07/31 23:05   >>

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朝、ブログのコメントを書きながら、ふと窓を見ると。
おー、お隣の屋根越しに入道雲が。
ちらっと作画意識が働く。 絵になるか、どう切り取るか。

昔の感覚が少しだけ蘇ったねえ。

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ふと見上げた窓の外。 よくある風景だよね。 これ意識して撮っているんだよ。


もう一枚、同じ絵を見てもらおうか。

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こちらの方がはるかにスッキリしていて気持ちいいだろう。 窓枠もキッチリしていて、アンテナも上まで見えていて、申し分のない映像だね。
でも、ヒゲおやじは1枚目の写真を選んだ。

何故だ? うーん、これって難しいんだよね、説明するのが。
強いて言えば生活感とか、生活空間とかいうことになるのかなあ。
ふと見上げた目の先にあるもの。 その空間を切り取りたかったんだね。

そうだねえ、例えばアンテナも上まで見せないことで、見る人に想像してもらうというか、ある種の苛立ち感を味わってもらうということだね。これがある意味の写真芸術なんだ。
綺麗なものを綺麗に見せる、それも素晴らしいことなんだけどね。見えないところを見せるというのも大事なんだ。
つまり本来見えるところを、わざと隠してその先を想像させるということだね。
それは見る人の想像であったり、もっとちゃんと見せろという苛立ちであったり、人の見たいという欲望を抑制したところに、写真の芸術性の面白さがあるような気がするんだ。

全部きっちり見せてしまうんだったら、絵画には敵わないよね。

絵画は切り取った空間をさらに自分の感性で表現することができるよね。
写真は見たままだ。だからこそそれをどう見せるかが大事なんだ。その奥にあるもの、その先にあるもの、隠れたもの、それを想像させる芸術なんだと思うんだ。

写真は空間だけでなくて、時間も切り取ることができるよね。この瞬間でなければ見ることが出来ない世界だ。
この時間と空間の組み合わせこそが、写真芸術の真骨頂かも知れないね。


何だか今日は芸術論議になってしまったねえ。
ヒゲおやじも若い頃に写真に嵌ってしまってねえ。 写真集団「玄」なんてものを作って、展覧会なんかもしていたんだよ。

ヒゲおやじも風景は好きでよく撮っていたけど、どうも面白くないんだ。綺麗に撮るだけではつまらない。
もっとありふれた生活の中に、もっと面白いものがあるような気がしてねえ。
カメラを持って、町中歩き回ったよ。 当時はモノクロに凝っていたからねえ。一日で36枚撮り10本なんてのも、普通にあった話しだ。

だから、整理も何もしていないけど、今ではもう見ることのできない貴重な映像もあると思うよ。

生活の何気ない空間にこそ写真がある。 これは多分、木村伊兵衛や土門拳の影響が大きいと思うねえ。
あ、今の人はこんな人知らないよね。日本の写真を芸術にまで高めた人だよ。


そういう意味で、2枚目のように綺麗に整理された画面てのは、美しいけど人が生きている感じがしないんだよね。
難しいね。わからなくていいよ。


では、もう少し窓の外を見てみるかい?

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画像



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どうだろう、何か感じてもらえたかな? この雲の先はどうなっているんだろうとか。

この写真が良い悪いじゃないんだよ。 どう感じるかだからね。



さて、現実に戻ろう。 現実は厳しいんだ。

さあ、昨日やり残した所をやっつけるよ。

画像

ここまで来れば後は楽だ。


さあ、やっつけた。

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これでここは何時水が入っても大丈夫だ。


でもまだこんなのも残っているからね。

画像



では、今日の天気。 勿論晴れ。 説明するのも面倒くさいほど晴れ。

画像

遠くでゴロゴロ雷の音はしているけど、雨の降りそうな気配はないねえ。


さあ、今日も頑張ったぞ。 帰って上手いビールを飲もう。


ありがとうございます。





明日もきっと良い日であります。

ヒゲおやじ

ちなみにこれは、昨日の出来事であります。








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コメント(30件)

内 容 ニックネーム/日時
絵の方も嗜むのですね。
ヒゲおやじさんは、元教師、画家、音楽家、技術屋さん、作家・・・・?
多面に亘って知識が豊富なのでいつも感心してます。
手の内を全ては見せない方法、連続TVドラマと同じかな???
その先が見たくなるし、結末はハッピーなのか否かなんて作家も想像力をかき立てますね。
> 一日で36枚撮り10本なんてのも、普通にあった話しだ。
凄い!当時はフイルムも印画紙も高かったです。お金持ちだったのですね。
ブルーリボン
2008/08/01 02:28
写真は想像力!
よくヒゲおやじさんがおっしゃっていますね。
今日の写真講座、心に刻んでおきます^^♪
雨はまだなんですね。こちらは昨日の夜、ず〜っと降っていたようで、地面が濡れていました。
湖のほとりから・・・
2008/08/01 07:30
おなじ景色でも切り取り方で見えるものが違ってきますね。
空の色が深くきれいです。
森の生活
2008/08/01 07:50
はい 写真講座を楽しく拝見いたしました
私の家から撮る夕景はこのように窓から見える夕景なんです
窓を開けて空を見ながらとんでもない格好で撮っています
雲を撮るにしてもいろんな撮り方がありますね 私はパッと撮ってしまうので今度はゆっくり考えて撮ってみようかな〜
今朝は空き地の草取りをしました もう〜しんどいですね
手が震えてキーが叩けないのです 時間がたっても元にもどらないわ
それを思うとヒゲおやじさんの草抜きは見事ですね 
山の上の雲がぐっとビールを呑む雲おじさんに見えたりして手前の腕がたくましい雲おじさんです。
kumi
2008/08/01 09:06
良い写真を撮りたいといつも思っています。まずは余計なものはいれず、ピンボケにならない。後はどの方向から取ったら1番綺麗に見えるかとかそれくらいしか考えていませんでした。
ぅ〜〜ん。写真はおくが深いですね〜〜。(ピンボケほたるでした^^。)
ほたる
2008/08/01 09:06
おはようございます。
何気ない窓枠の風景を題材に写真講座へ、流石ヒゲおやじさんですね〜!。
「さぁ〜!、これから写真講座をやるよ!」では、尻込みしちゃいますからね。(笑)
「画像がきれいですね!」と、云いたいのですが、カメラを新調されたし、“弘法は筆を選ばず”という言葉が邪魔で、感想が述べにくいです。(笑)
ロボット
2008/08/01 10:30
>一日で36枚撮り10本なんてのも、普通にあった話しだ。

撮影旅行に出かけるときには鉛入りの袋に 大変な数の予備フィルムを入れたりして…ですよね(笑)

ほんの一昔前まではまだまだそんな感じでしたね。

>整理も何もしていないけど、今ではもう見ることのできない貴重な映像もあると思うよ。
もったいないことです(T_T)
大変でしょうけれど 今からでも整理して貴重なお写真をブログで拝見できると素敵でしょうね(^^♪

でも、私も父のお供で撮影旅行に付き合い、帰ってから写真整理の数の多さに苦しんだことを思い出しますが(笑)

Topi
2008/08/01 10:53
タイトルからして詩的です。
詩的であること、美しくあること、これらはすなわち論理で裏づけされるんですよね。
創造力=想像力でもあるし。
こういう写真を撮りたいと思うのですが、カメラをつかいこなせてないです。それと画像加工の技術もない。。。ないないづくしで暮らしています。。。頑張らねば。

裏庭の草むしりだけで手に豆をつくりそれが破れて痛いです。。。
汗かきながら頑張ったんですが。。。汗が目や口に入るほど汗かきました。
らんじゅ
2008/08/01 11:19
風景写真は難しいですネ。どこを切り取って撮ったらBestShotになるのかを見極めるのが、至難の業?でも「これだ!」と思った写真が撮れたときは、この上ない喜びを感じます。
私も土門拳さんの写真、大好きです。生活感があって、人がそこで生きてるというのが感じられます。(モノクロというのも惹かれる理由ですが)

こちらはいっこうに夏空になりません。
晴れなのか曇っているのか微妙〜な天気が続いています。
(ミニトマトもオレンジ色でストップしています)
そちらの「夏〜ッ」というのが羨ましいです。
まさぴ
2008/08/01 11:21
夏の暑い日パッと開けた窓・・・時折吹き込む風に揺れるカーテン
腕枕しながら横たわり何を考えるでも無く
ただ真っ青な空・・・真っ白な雲・・・
ぼんやり眺めていたりする事ってありますよね
そんな時間を感じる写真です 
好いですネ〜♪ 
笑顔
2008/08/01 14:34
こんばんは(*^_^*)
 夏ならではの青い空と白い雲のコントラスト。綺麗です。
毎日、夏を満喫しております。昨日は昼過ぎに一雨あったのですが、今日はごろごろいってたわりに降ってきませんでした。
 明日は、職場の夏祭りです。今日は6時出勤でテントを立てたり、バザーの準備をしたりで大忙しでした。一日に3回は、総着替えをしなければならないほど汗をかきますが…体重が減らないのはなぜ?
あぁ、そうか。帰ってから飲む泡の立つ麦茶のせいだな(-_-;)
でも、これだけは止められません!(笑)
めい
2008/08/01 22:26
すばらしい話でした。
たくさん勉強して悟ってる感じですね。
私も2枚目が良いと思っていたのに下にきたらいろいろ想像してた気がします。まさにヒゲおやじさんの言うとおりです。
ああじゃん
2008/08/02 00:01
ブルーリボンさん、ありがとうごさいます。
綺麗、美しいだけが写真じゃないということなんですよね。
社会であったり、思いであったり、作者の想念の凝縮だと思うのですよね。
いや、お金持ちではありません。ヒゲおやじの小遣いの全てをつぎ込みました。当時はモノクロは安かったですからね。今は高いですよ。
印画紙に焼くのは高いです。だからべた焼きですよ。それをルーペで見ながらチェックして、これぞと思うものだけを印画するのです。
さらにその中で作品にするものは手焼きします。焼き付けのレンズの下で、手をヒラヒラさせたりして、焼く部分と焼かない部分を調整します。
そうやってできるのがモノクロ写真なんですよ。
面白いでしょう。
ヒゲおやじ
2008/08/02 21:58
湖のほとりから・・・さん、ありがとうございます。
はい、そのとおりですね。ただ美しいものを撮るだけでなくて、そこに自分を如何に表現するかだと思うのですよ。自分の思いと言ってもいいでしょうね。自分の感性をどう表現するか、それが写真の世界でしょうね。
ヒゲおやじ
2008/08/02 22:02
森の生活さん、ありがとうございます。
そうですねえ、この辺りは森の生活さんはよくわかっているので、説明の必要はないと思います。
空の色も敢えて青く写るように調整しているのですよ。
実際はもう空くし白いです。 あ、ばらしちゃったかな(笑)。
ヒゲおやじ
2008/08/02 22:06
kumiさん、ありがとうございます。
いや、kumiさんの感性は素晴らしいですよ。パッと撮るってのはなかなか出来ないんです。考えて、考えて、考えて、結局失敗するのですよ。
ヒゲおやじもワンカットに10枚20枚は普通ですからね。
あー、なるほど、そう見えましたか(笑)。 そこがヒゲおやじとの感性の違いなんですよね。とても真似は出来ません。
ヒゲおやじ
2008/08/02 22:12
ほたるさん、ありがとうございます。
>まずは余計なものはいれず、ピンボケにならない。後はどの方向から取ったら1番綺麗に見えるかとかそれくらいしか考えていませんでした。
いやいやこれこそ写真の三原則ですよ。素晴らしいです。
余計なものは入れない。写真は引き算です。加えてはいけません。
ピンぼけ、これは論外ですね。ただどこにヒントを合わせるかというのはあります。
方向角度、これは当然そう思うべきでしょう。
これで完璧ですね。明日からプロになれます(笑)。
ヒゲおやじ
2008/08/02 22:18
ロボットさん、ありがとうございます。
うーん、写真講座って難しいんですよね。ヒゲおやじが思っていることを伝えるってのがね。写真とは何ぞや、なんて大上段に振りかぶっても、だれも読んでくれないでしょう。ホントは面白いんだけどね。奥深いよ。
ヒゲおやじ
2008/08/02 22:22
こんばんは
ふーん!なるほどと何回か画面を行きつ戻りつさせて、
読みました。
やっぱり教えるのが上手なヒゲおやじさんですね。
私も夏空を撮りたいと思っているのですが・・
またお邪魔します。
wagababa
2008/08/02 22:25
Topiさん、ありがとうございます。
そう、飛行機に乗るときにはね。
一番大変だったのは、4×5、蛇腹のトヨフィールドってカメラを持ち歩いた時ですねえ。重いし種板がまた無茶苦茶重いのですよ。大きなカメラバッグに巨大な三脚を担いで、大変な思いをしましたねえ。これで西日本最高峰石鎚山の撮影もしたのですよ。今やれって言われたら、ご勘弁願いますですよ(笑)。
ヒゲおやじ
2008/08/02 22:30
らんじゅさん、ありがとうございます。
はい、タイトルの善し悪しが写真を左右します。理論と言うよりは主張なんですよね。自分はこういう感性でこの写真を撮ったのだ。それがタイトルなんですよ。
写真は想像力です。見えたものをそのまま確かに写し取るでは作品にはなりません。そこに自己主張が必要ですね。
もう一つ言えば加工の技術は必要ありません。自分が感じたものをストレートに表現すれば良いのですよ。
草むしりは腱鞘炎になります。ほどほどにどうぞ(笑)。
ヒゲおやじ
2008/08/02 22:46
まさびさん、ありがとうございます。
そうですねえ、風景写真で自己主張ってのはなかなかできないですからね。
秋山庄太郎とか入江泰吉なんて人が、心に染みる風景を撮りましたね。
ヒゲおやじもこういう風景写真に憧れて写真の世界に入ったのですけど、土門拳の写真に衝撃を受けました。写真は綺麗なだけではないんだということですね。生きる、あるいは命と言ってもいいでしょうか、それを切り取るのが写真。まあ、若い時代にそんな生活もしてみました。
ヒゲおやじ
2008/08/02 22:56
笑顔さん、ありがとうございます。
んっ、何でそんなことわかるの?(笑)
そうなんですよね、ふと見上げた空。そこに入道雲があった。ただそれだけですよ。それって写真? そうこれが写真なんですよね。
ヒゲおやじ
2008/08/02 23:00
めいさん、ありがとうございます。
>体重が減らないのはなぜ?
はい、ご本人の申告のとおりです。体重が減ったように見えるのは、汗で水分が減っただけ。
>帰ってから飲む泡の立つ麦茶のせいだな(-_-;)
よく自覚されています(笑)。
>でも、これだけは止められません!
はい、右に同じ(笑)。
ヒゲおやじ
2008/08/02 23:06
ああじゃんさん、ありがとうございます。
いやいや、これは屁理屈というもので、皆さんに当てはまる話しじゃないですよ。写真論議なんてものは、どうにでも理屈が付けられますからね。
そんなもんです。
ヒゲおやじ
2008/08/02 23:09
wagababaさん、ありがとうございます。
いやー、教え上手ではないですよ。自分の思惑を述べているだけで。
多少の経験で偉そうに言っているだけです。お恥ずかしい限りです。
ヒゲおやじ
2008/08/02 23:13
撮りたい写真を求めて 夜明け前に動き出し一瞬を狙ったり
夕暮れの一瞬を狙って早い時間から準備して待ったり苦労が
ありますねぇ。
そんな苦労をしても撮れないことが多いんでしょう。
街中で人間の生活を撮るとなると心の目を磨かないと見える
ものも見えないといった話も聴きます。
アマチュア写真マニアやプロ写真家の一枚の写真は
こんな生活の中から生まれているんじゃないのかな
ぁ・・・と感じます。
写真に嵌るって・・・大変なのですね。
ログの大好きな徳さん
2008/08/03 05:09
ログの大好きな徳さん、ありがとうございます。
写真に嵌るとは、毎日の生活のリズムが写真漬けになるということです。
とても長くは続けられません。ですからプロは偉いです。
プロでも2,3百枚撮って、使えるのは1枚か2枚ですからね。
アマチュアだと10枚くらいは使ってしまいます。作品のレベルの差ですね。嵌らない方が幸せです。気楽に撮るほうがいいです。
ヒゲおやじ
2008/08/03 12:11
山形の酒田の土門拳の美術館に何回か行った事あります。
そうでしたか。

今はデジカメだと何枚も取れますから便利ですね。
まず、沢山撮ってみたいです。

山形ママン
2008/08/04 15:21
山形ママンさん、ありがとうございます。
デジカメはその点楽ですね。現像や焼き付けも要らないので、画像を見て必要なものだけを取り出すことができます。フィルムの時は大変でした、コスト的にも。
ヒゲおやじ
2008/08/05 10:24

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