スミレの花咲く頃♪♪♪

そんな季節がやってきたねえ。
ところでスミレって一口で言うけど何者?
うーん、これがなかなか難しいんだ。ヒゲおやじも調べて見たけどわからない。


スミレの仲間ってのは一体どのくらいあるんだろうねえ。
うーん、それも定かではないらしい。何でも属とか科とか目や種まで入れると世界では800種類以上あるらしいんだ。
そのうち日本でも300種類くらいあるらしいよ。もちろん栽培種を除いての話だけどね。


ところでマンジュリカって知っているかなあ。 
ヒゲおやじは名前は知っていたけど、詳しいことはねえ。
一口にスミレといっても、スミレ属スミレ科スミレ目まで全部ひっくるめてスミレって言っているんだよね。

それでは和名でスミレといわれるものとの区別がつかないので、愛好家の中ではこれを特にマンジュリカと言って区別しているんだそうだ。
マンジュリカはスミレの中でも日本種といわれるもので、原産はどうやら満州らしいんだ。 
それでこれを「満州の」という意味でマンジュリカ(mandshurica)といって、特別に区別しているんだとか。


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これはマンジュリカだと思うんだけどね。でもわからない。
何でもスミレの特定はもの凄く難しいそうなんだ。

交配も進んでいるし、専門家でもなかなか見分けがつかなかったりするらしいんだ。



これは散歩の途中で見付けた道端の側溝のコンクリートとアスファルトの隙間に生えていたスミレだ。

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もの凄く強い植物なんだけどね。最近は見なくなったなあ。


スミレなんてのは、昔は道端のどこにでも生えていて、珍しくも何ともない花だったんだけど、今は探してもなかなか見つからないんだよね。
だって、畑の畦や農道には必ず生えていたもんだよ。


そうそう、スミレって食べられるって知ってる?

葉は天ぷらにしたり、茹でてお浸しや和え物にしたり、花の部分は酢の物や椀ダシにしたりするんだそうだよ。
ヒゲおやじは食べたことないけどねえ。 味? さあどうだろうねえ。
でも、中には有毒なものもあるので、やたらに食べない方がいいよ。
例えばパンジーとかニオイスミレは有毒だそうだ。

ちなみに中(あたる)と嘔吐、神経麻痺、心臓麻痺何ぞを引き起こすそうだからね。くわばら、くわばら。


ところでこのスミレ、咲くのは3月から6月くらいまでで、その先は蕾は着くけど咲かないんだよね。
一つには背丈の低い植物なので、他の草に負けて日照不足があるのと、気温が高くなると花を開かない性質があるらしいんだ。
だからスミレを植えたのに蕾は着くけど花が咲かないってのは、こういうことなんだよ。
で、この蕾を閉鎖花というんだ。ところが花は開かないんだけど、この中ではちゃんと受粉が行われてタネができるんだよね。どうだすごいだろう。
これに対して花を開くものを解放花と言うんだ。
もちろん種の保存のためには、違株からの花粉で受粉するのが一番良いのだけど、花を開ける状態でなくなっても、何とか種を保存しようという健気な性質なんだねえ。


ところでこのスミレの種には白い話があるんだ。
また借金トリか?
あのなあ、それはヒバリの話だ。

そんなんじゃなくて、これは真面目な話。
スミレは花が終わって実が熟すと、パチンと弾けて実を落とすんだ。
ここまでは何の不思議もない。
ところがこの種に仕掛けがあるんだねえ。

えっ、仕掛けっ? 爆発するのか?
バカ言っちゃいけない、ルーペで見ないといけないくらいちっちゃな種だぞ。そんなものが爆発するか。

実はこの種。蟻の大好物のものがついているんだ。何でもエライオソームとか言うらしいんだけどね。
蟻は巣の仲間や幼虫に食べさせるためにこの種をせっせと巣に運ぶんだそうだ。
ところが蟻は種を食べるわけじゃない、エライオソームを食べてしまうと種は邪魔もんだよね。
そこでまたせっせと種を巣の外に運び出すってことなんだ。

はい、もうわかるね。 そこでその種は翌年芽を出すって寸法だ。

だからスミレが飛んでもないところから芽を出して咲くなんてことが起こるんだよね。


この性質を持っているのは、ほかにもカタクリなんかもそうだって。

うーん、世の中面白いねえ。 あら、これも世の中って言うのかなあ。 
いやいや、生きとし生けるもの、全て世の中ってなもんだ。


ほら、そろそろエンディングに入ってきたよ。ここで余計なことを言わなければすんなり終われるんだ。


うーん、やめとこう。


こちらは園芸種。 パンジーの仲間だね、多分。

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農家の畑の隅に植えてあったものだ。
ここは去年は花大根だったけどね。


これはこれで随分綺麗だけど、ヒゲおやじ的にはマンジュリカが好きだけどねえ。
ビオラやパンジーも、それはそれなりに華やかだけどね。
スミレはスミレらしく、密やかに咲いているのが一番似合うような気がするんだ。


山路きて なにやらゆかし すみれ草  芭蕉  (すみれぐさと読むらしい)


バッチリ決まったねえ。



ありがとうございます。





明日もきっと良い日であります。

ヒゲおやじ






この記事へのコメント

2010年03月07日 23:35
これはかなり本物のスミレっぽいですね。 スミレは本当に難しいですね。
タチツボスミレのような葉をしたスミレを育てたことがありますが、閉鎖花でも種子ができますから、増えに増えて困りました。
2010年03月08日 00:08
今晩は。スミレの話、面白く読みました。確かに区別が難しそうですね。分類のための分類というのもあるようですが---。原種を探し出す楽しみも、これからありそうです。アリ、カタツムリを利用して種が運ばれる。何年、何千年、何万年してこのようになったのでしょうね。
2010年03月08日 03:14
スミレの花の砂糖漬けって お菓子の材料にあったような。。
雑木林を歩いていると、あちこちで、白いスミレに出会います。
きっと、ありが運んだのでしょうね。
パンジーのお花を摘んで、ちいさな入れ物に丸く活けて楽しみますが、
毒があるとは、知りませんでした。
すごく良い匂いがするので、飾っていましたが、危ないのですね~。
2010年03月08日 06:53
すみれの驚きの増え方、面白いですね。
スミレも暮らしにくくなってるんですね。
2010年03月08日 08:01
すみれの花咲くころ~よく口ずさんだものです
どのすみれも可愛くて綺麗で色あいがいいですね
雨が降ったので勢いよく咲いています
そうなんだ あんな所にさいているのはそうゆうことだったんですね。
2010年03月08日 09:16
春になると、湖畔の通学路でスミレの花を摘んだことを思い出します。今でも春になると咲き出します。小さい時は大きな花だと思っていましたが、今は本当に小さな花。他の花と一緒に、花束を作りながら歩きました^^
2010年03月08日 19:29
へ~、マンジュリカって、始めて聞きました。
スミレって、ほんと、とても沢山の種類があるというの知っていましたが・・・。
わが庭にも、沢山出てきますヨ。
蟻が、アチコチから顔を出すスミレのお手伝いをしていたなんて、面白いですね。
ヒゲおやじさんは、色んな事を良くご存知ですね。
我が家では沢山咲くのに、貰って大事にしていたヒゴスミレが、無くなりました。
これは、別の種類なのでしょうね。
ガッカリしています。
2010年03月08日 20:43
マンジュリカと言うのですか?コンクリートの間から健気に顔を出しますね。これがすみれかと思っていました。
すみれって種類がそんなにあるんですね。パンジー、ビオラくらいしか区別がつきません>_<
ありが運んで遠くで芽を出すことは初めてしりました。持ちつ持たれつ、面白いですね。
2010年03月08日 23:31
流石、ヒゲおやじさん:博学ですね!
アスファルトの間から顔を出しているのは「野路すみれ」だと思いますが?
我が家の庭でもあちらこちらから生えて来ます。
ビオラの発芽は良いのですが、パンジーは今一ですね?
2010年03月09日 11:51
はい、ばっちり決まりました。
さすが芭蕉の句は一景をなしていますねぇ(*^_^*)
書かれているとうり、スミレはひっそりと咲いているのが似合いますね。
パンジーや、ビオラもかわいいですが、日本人の感性でしょうか。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 13:10
小梨さん、ありがとうございます。
閉鎖花の方が交配がないので純粋種を保つにはいいそうです。
ただし解放花できた種の方が遺伝子的には丈夫だそうです。
パンジーやビオラのように、種を採っておいて蒔くのがいいそうですよ。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 13:13
行き当たりばったりの花日記さん、ありがとうございます。
スミレは特に難しいようですね。
種の保存というか反映のための智慧というのはすごいですね。植物に知能があるとも思えませんけどねえ。遺伝子レベルの智慧なのでしょうね。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 21:58
母さん、ありがとうございます。
白いスミレはまた違う種類ですね。
毒があると言っても、生けて飾る分には全然大丈夫ですよ。
触ったからといってどうということはありません。食べるのは危ないですよということですからね。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 22:02
ああじゃんさん、ありがとうございます。
今時はスミレも生活難のようです(笑)。
畦も農道もコンクリート造りになったりや舗装されてしまって。
昔はこんなもの珍しくもなんともなかったんですけどねえ。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 22:06
kumiさん、ありがとうございます。
そうか、kumiさんのところは、こちらから見ると宝塚が近いですからね。
はい、そういうことです。予想外のところに咲くというのも、また面白いものですね。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 22:09
湖のほとりから・・・さん、ありがとうございます。
そうですねえ、子供の頃は結構大きな花に見えましたね。今見るとこんな可愛らしい花だったのかと思います。
野花では春の早い時期に咲く花です。本当に目立たない、小さな小さな花です。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 22:28
お啓さん、ありがとうございます。
はい、種類の特定ができないくらい多いのだそうです。
スミレは種で増えていきますので、育て方としてはパンジーと同じようにするといいそうですよ。つまり花が咲いたら種を採ってというヤツです。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 22:34
たんぽぽさん、ありがとうございます。
はい、和名で「すみれ」と言われるものです。で、パンジーもビオラもスミレと一括りで言われるので、この種類だけを特別にマンジュリカと言って区別しているのだそうです。
蟻の話はヒゲおやじも知りませんでした。植物の世界には面白いことがあるものですね。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 22:37
愛ちゃん、ありがとうございます。
ははー、野路すみれですか。なるほど。さすがによく知っていますねえ。
あら、パンジーは発芽が悪いのですか。それは知りませんでした。
我が家も昔カミさんがパンジーの種を蒔きました。そういえば数が少なかったような。
ヒゲおやじ
2010年03月09日 22:40
アーシアさん、ありがとうございます。
さすが俳句をやっていただけありますねえ。感性はすみれですか。
道端に咲くすみれは、そこはかとなく人の心に染み入ってきます。
難しい花ですけど、好きな花の一つです。
2010年03月10日 16:39
こんにちは~
もう、こんなに咲いているのですか!!
このマジョリカ、我が家の向かいの歩道のアスファルトを割って5月頃咲いていて、そのままにしてあげたいんだけど、町内の草刈の時に引っこ抜かれてしまいます。
でも、毎年出てくるので、健気~と思っていたら、なるほど、そんな強いね。
私は去年、ビオラを種を撒いて苗を育ててハンキングにしましたが、やっと花が咲いてきました。
が、たくさん出来たのはいいんですが、その色が・・
やっぱり袋では複雑な色は伝わらないから、花の色を見て苗を買った方がいいのかも・・
でも、そんな毒があるとは知りませんでした。
2010年03月10日 17:03
スミレのお話、とっても興味深く読ませていただきました。 スミレの花、食べていますよ。春になるとあるところから花だけを摘んできて洗ってサラダに入れて彩りに。ベランダの鉢にも少々咲きますのでそれもそのつどね。とてもかわいいです。味は余り感じませんが、強いて言えばちょっと苦味が?程度です。でも気になりません。 犬の害のない場所から摘んできますよ。タチツボスミレです。 そして蟻とスミレの種の話も知っていましたが、「マンジュリカ」は知りませんでした。そしてベランダのスミレ、花も咲かないのに種ができてるのが不思議でたまりませんでしたが、そういうことだったんですね~!やっぱり、さすがにヒゲおやじさんですね!
ヒゲおやじ
2010年03月10日 23:49
つれづれさん、ありがとうございます。
はい、スミレは強い植物です。周りに種が落ちていたのでしょうね。
花を見て買ったときは、その種を採ることをお勧めします。その種を蒔くのが一番確実ですね。
毒といっても食べなければ大丈夫ですよ。
ヒゲおやじ
2010年03月10日 23:54
mintさん、ありがとうございます。
さすがmintさん、食べていますか。
スミレは春先から6月くらいまで咲くと、あとぱったり咲かなくなります。
蕾はできるのにねえ。で、皆さんうちのスミレは花が咲かないと仰る。
それはそういう性質ですから。来年の春をまた楽しみにしましょう。
2010年03月11日 03:21
スミレってそんなに賢いのか、驚きましたね!
スミレって聞くと関西人だから「スミレの花咲く頃♪」っ歌が聞こえてきます。
大昔に阪急電車に乗って通ったことがありました。

この4月からお小遣いを稼ぎに行く所がですね、これまたスミレなんですね。
ヒゲおやじさんの文面にも出てきた「ビオラ」これもスミレって就職が決まってから知りました。
私も和風が好きですね。
蕾のまま受粉するって、手抜きですね。

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