サツマイモの苗の調達と根出し!

さて、連休も終わったねえ。あ、やばい。サツマイモの苗を調達しておかなければ。
そうなんだよね、連休前までは100本束でしか売ってくれないんだ。
ヒゲおやじの畑では、そんなに沢山は植えられないからね。


「バラ売りはしてくれんのかな?」 「あー、ごめん。連休明けまで待って」。
これ、毎年なんだよね。それまでは生産農家が買っていくのでバラ売りはなし。

確かに5本とか10本という客もいるので、対応しきれないんだろうねえ。 


ヒゲおやじは連休明けを待って、ちょいと覗いてみた。

「芋蔓あるかな?」 「あ、ありますよ」 「バラ売りしてくれるんかな?」 「はい、大丈夫です」。
「えーと、紅あずまを30本ほしいんやけど」 「はい、ありがとうございます」。
てなことで、苗蔓を調達。


画像

結構高いなあ。 これで1200円。 なんと1本40円だよ。

これなら芋を買ってきて、蔓を出させた方が安いなあ。 でも、これなかなか難しいんだよ。去年やってみたけど、上手くいかなかったんだ。 というより、蔓が出るのが遅すぎたんだ。
だからかなり早い時期にやらないといけないようだねえ。


では、早速植え付けよう。

いやいや、そうはいかないんだ。
まずは根出し作業ってのをやるんだ。

えっ、根出し? 芽出しじゃないんか?
いや、根出しなんだ。

何じゃそれ、と思うかも知れないけどね。 
サツマイモは根を出させてから植え付けると確実に着くんだよ。

どうやるかって?
それはね、萎れさせればいいんだ。要するに枯れかけにするってことだねえ。

まずは上の写真のように、段ボールか何かに新聞紙を敷いて苗を並べるんだ。
その上から水をかけて、さらに濡らした新聞紙で覆ってやるといいんだ。



そう、こんな具合だよ。

画像

これで10日から2週間くらい、日陰において時々水をかけるくらいで放っておくと根が出てくるからね。


植え付けはそれからだねえ。

へー、そんなんで枯れてしまわないんか?

いやいや、大丈夫だよ。 サツマイモはちょっと枯れかけたくらいが一番着きやすいんだ。


ところでみんな、苗を買う時どんな苗を買っているかな?

みんな新鮮な生き生きした苗を探して買っていないかな? 
それって間違いだからね。

種苗店やホームセンターで苗を買う時には、できるだけ枯れかけた苗を選んで買うといいよ。
ついでによく見て、節(葉の付け根)から白い根のようなものが出ていたらそれを買おう。それが正解だからね。
もし、そういう苗があればの話しだけどね。

ホームセンターの店員は素人だから、「こっちの方が新鮮ですよ」なんて親切に注意してくれたりするかも知れないけど、それは無視しよう。 種苗店の人なら、「お、この人はプロだ」って一目置いてくれるかもよ。

でもね、売る方もさすがに商売のプロだねえ。そういう苗は店頭には置いてないんだ。
だってそんな苗は売れないもの。 「あの店は枯れかけを売りよった」などと風評を立てられても困るからねえ。
なので枯れさせないように朝晩水をやって、一見新鮮に見えるように保っているんだよね。


この辺りの詳しい話しは、去年の記事からの抜粋ででどうぞ。



<ここからは去年の記事の参照>

まずは苗を調達しよう。

えっ、苗つて、サツマイモって苗で植えるの?
うーん、どう説明したらいいか、厳密に言うと苗ではない。
じゃあ何なんだ?
えーと、そうだねえ、苗にする蔓かなあ。

そうなんだよね。サツマイモは種を蒔くわけでもなく、サトイモのように芋を植えるでもなく、苗といってもポットに植えられたものを買ってくるわけでもなく、一体何を植えるんだろうねえ。



はい、正解はこれだ。

<最初の写真と同じ>


何これ、蔓の切れっ端じゃない。こんなものどうするの?

はいはい、そうだねえ。こんなゴミみたいなものがサツマイモの苗なんだよ。

これは芋から出た蔓を切ったものだねえ。

へー、これをどうするの。
うーん、簡単に言うと挿し木って知っているよね。その要領だ。
これを地面に埋め込んでやると、やがて根が出て芽が出てサツマイモになるんだよ。



でもね、その前にやることがあるんだ。


ホームセンターでも種苗店でも、こういう今朝切ってきましたと言わんばかりの瑞々しい苗を売っているんだ。
でもね、ある個人で苗を売っている本職がこっそり教えてくれたんだ。
「あのな、兄さん」。 兄さんってのはヒゲおやじのことだよ。
「こんなもん、いきなり植えたらいかんぞな」 「ちょつと乾かしてやると、しんなりしてきて萎れるけん、ほしたら葉の付け根から根が出だすんよ。それから植えたら間違いなくつくけんな」 「ワシらも商売じゃけん、こんな青物売っとるけんど、本当は萎れとる苗の方がええんぞな」 「萎れとったら誰も買わんのじゃけんなあ」

どうだ、これが本職の知恵だよ。
「ほんで、どなんしたらええんぞな」 
「どなんもこなんも、新聞にでも包んで水でもかけといたらええんよ」


なーるほど、てなことで、ヒゲおやじもそれ以来苗を乾かすことに。

何でもいいんだけど、適当に段ボールか何かに新聞紙を敷いて、その上に苗を並べて水をかける。
それから上にも新聞紙を置いて更に水をかけておく。

<参照終わり>



な、同じことをやっているだろう。 もう何年もやっているからねえ。これで失敗なしだよ。

この苗蔓がこの後どうなっていくのかは、毎日ウオッチすることにしよう。


芋の苗蔓は直ぐに植え付けなくてよいので、早めに調達しておくといいよ。
種苗店なんかは必要以上には仕入れないので、売り切れてしまうこともあるからね。

ホームセンターでは無理だけど、種苗店で買う場合は「根が出た苗はありませんか」って聞いてみるといいかも。
もしかしたら裏から出してきてくれたりするかもよ。
植え方をよく知っている人なら、根の出し方を教えてくれるかも。

でも、若い人は知らないからね。「このまま植えて大丈夫ですよ」なんて言われるだろうねえ。

その場合はヒゲおやじのやり方を参照にして、根を出すといいよ。


あ、必ず根出しをしないといけないってことではないからね。
その方が活き着きやすいってことだから、急ぐ人はそのまま植えても大丈夫だよ。ただし活き着かないやつが何本かは出るけど、それは仕方ないよね。

でも畑が狭くて5本とか10本くらいしか植えられない人は、そのうちの1本、2本でも活き着かないとショックだよね。
だから面倒でも根を出させてから植えるといいねえ。


てなことで、今日はサツマイモの苗の選び方と根出しをしようというお話しでした。


これ、本当の話だからね。 瑞々しい苗は枯れてしまうことも結構あるからね。


植え付け方法を教えろ?

あー、それは実際に植え付ける時にしよう。 それまでじっくり根出しをしながら待っているといいよ。



ありがとうございます。





明日もきっと良い日であります。

ヒゲおやじ



この記事へのコメント

2011年05月08日 22:53
子供の頃、ぬか床みたいなのを見たことがあるようなないような(^_^;)
今年、子ども達と畑をと勧められているのだけど、さつまいももう、なんですね。
あまり積極的に乗り出すと全責任がこちらに来るかと控えていたのですが、ううむ。
サツマイモ、子ども達が育てるにはとてもいいですよね。
2011年05月09日 07:06
おはようございます。なるほど、さつま芋、こんな風にするのですね。
全国の愛好家の皆さんは、目から鱗でしょう。
手間暇かかっても、こうして苦労して作り育て上げるのがいいです。
苗も、いざ身に危険が及ぶと、生き延びるべく根っこを出すんですねぇ。
2011年05月09日 15:07
さつま芋苗根だしってその様にするんですか。
なるほど理に適っていますね。枯れまいと思い生命力旺盛になり、
根っこを出すのですね。少し出たのを挿すのですね。納得です。
てるてるぼうずは、気忙しいセッカチ者ですから、大雑把に直ぐ
挿す方なので、前準備など、出来ないでしょうね。
自由人
2011年05月09日 17:15
今年は暫らく振りにサツマイモを作って見ようと、前から思っていたので丁度良かったです。素人その者なので勉強に成りました。以前サツマイモを作った事が有りますが、苗を根着かせるのに苦労をしました。、萎れて葉枯れて蔓だけに成ってしまい、駄目かと諦めた頃に成って蔓から葉の芽が出て来たのを覚えていますが、運よく着いてくれたから良かったけど枯れてしまったら元もこも有りませんでしたからね。今年は安心してサツマイモが植えられます。(^^)
blue tractor
2011年05月09日 19:10
こちらでは、1本30円です。こんなつるが?と思いました。
鳴門金時だったかだけしかなく、50本で、980円でした。多すぎる~。ところが、さらに田舎ではおやじさまとこと同じか、1600円ぐらいだったかと思います。茎を沢山地上に出してしまい、枯れていました。ほぼ全滅の50本。再挑戦したいですが、複雑な気持です。
教わって、力づけて頂きました。
hako
2011年05月09日 20:40
去年のサツマイモ植付の記事、とっても参考になりました
さつまいも大好きで(^O^)紅あずまと安納芋を考えてます
こちら沖縄ですが、いいタイミングで苗が見つからないのでネット注文して取り寄せします
届く間にしおれると思ったのですが、ちょうどよかったのですね
これからも勉強させてください
ヒゲおやじ
2011年05月09日 22:51
はなさん、ありがとうございます。
いいですねえ、是非やりましょう。芋掘りなんてのは最高ですよ。
これだけは作っている人でないと味わえないですからね。
サツマイモは植え付けてしまえば、あとは手間いらずですから打って付けですよ。
ヒゲおやじ
2011年05月09日 22:54
行き当たりばったりの花日記さん、ありがとうございます。
そうですね、根洗や根切りにも通じるものがあります。植物というのは少し虐めてやると自己防衛反応が強くなりますので、それを上手く利用するということですね。人間の虐めとは些か違いますけどね(笑)。
ヒゲおやじ
2011年05月09日 22:57
てるてるぼうずさん、ありがとうございます。
沢山植え付ける人はあまり気にしなくても良いのですけど、少ししか植えない人は、そのうちの1本2本は堪えますからね。こうやれば100%大丈夫というだけですよ。
ヒゲおやじ
2011年05月09日 23:01
自由人さん、ありがとうございます。
よほどのことがないと枯れたりはしません。でも、どうしても1割程度は活き着かないものが出てきます。それを気にしなければどう植えても大丈夫ですよ。この方法ならまず100%大丈夫というだけです。
試しにやってみてください。
ヒゲおやじ
2011年05月09日 23:06
blue tractorさん、ありがとうございます。
蔓は5,6㎝の深さに水平に埋めます。葉は出しておいてください。
これで水を十分にやれば、まず大丈夫です。
まだこれからですから、再度挑戦してください。

ヒゲおやじ
2011年05月09日 23:11
hakoさん、ありがとうございます。
安納芋は美味しいらしいですね。こちらでは蔓が手に入りません。
確か種子島が原産でしたよね。来年は芋を調達して芽出しから挑戦してみましょうか。
苗蔓は完全に枯れてしまわない限り大丈夫です。
楽しみですね。

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