ソラマメの種蒔き!

そろそろ種を蒔かなくては。お隣さんは昨日蒔いたようだ。
ソラマメの場合、蒔くという表現が何か違和感があるねえ。
実際には蒔くというより挿すだからね。


なのでこの辺りでは、「もう豆、挿したかな」 「うん、挿した、挿した」みたいな会話が交わされるんだよ。

ではヒゲおやじも豆を挿すことにしよう。

今年挿すのはこの豆。

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左側の三連という種類は、去年初めて使って好成績だったので今年も使う事にしたんだ。
右側の打越一寸は美味しい豆なんだけど、ちょっと相性が悪いというか上手くいかなかったんだよね。なのでしばらく敬遠していたんだけど、久し振りに使ってみることに。

三連はどちらかというと早生系。ヘソが黒くならないタイプで、早めに食べると甘味があって美味しいんだ。
実が充実し過ぎると味が落ちてしまうので要注意だね。
打越一寸はヘソが黒くなるタイプで、逆に実が充実してからが美味しいんだ。
なので、今年は両方のいいとこ取りをしてやろうと両方植えることにしたんだ。




豆はこちらだよ。

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緑色の方が三連、ブルーの方が打越一寸だ。

どちらも一寸豆だ。 えっ、何のこと? って、ああそうか。今時一寸は使わないからねえ。
寸というのは尺貫法時代の長さの基準になる寸法だよ。 ほら、寸法という言葉にもちゃんと寸が入っているだろう。
一寸はおよそ3㎝、十寸で一尺、およそ30㎝。 畳一枚が三尺×六尺、つまりおよそ90㎝×180㎝ということだねえ。 六尺は一間(いっけん)。よく一間間口(まぐち)なんて言うだろう。 あ、言わないか。時代劇見ないからねえ。三間間口ともなると大店(おおだな)だよ。
で、十尺が一丈だ。


おいおい、何やってるんだ。尺貫法の講釈か?
あ、いかんいかん。もう直ぐに脱線するからねえ。

要するに一寸豆ということは、豆の大きさが一寸、つまり3㎝ほどもある大きな豆だということなんだよ。



で、今日は豆をポットに挿すんだけど、挿し方には三通りのやり方があって、一つは直蒔き。つまり畑に直接挿すやり方だねえ。 それから今回やるポット蒔き。 もう一つは苗床を作って、そこに挿すやり方だ。
効率の良いのは直蒔きだねえ。後の手間がかからない。
でも発芽しないやつもあるので、一ヶ所に二粒とか三粒挿さないといけないんだ。指導本には三粒ずつ蒔けと書いてあるけど、ヒゲおやじは必要ないと思うんだよね。
発芽率は90%以上あるので、一粒ずつ挿して、予備を何処かに何個か挿しておくのがいいと思うなあ。
間引きの手間が余分にかかるからね。


苗床を作って挿す方法も捨てがたいところはあるんだけどね。しっかりした苗がよく育つんだ。
でも、定植の手間がねえ。 タマネギみたいに束で抜き取って、植え付けられるのならいいんだけど、ソラマメは1本1本やらないといけないので、沢山植える時は大変だよ。

その点ポット蒔きは、植える場所にポットを並べておいて、次々と植え付ければいいので楽ちんだね。
ただ、苗床方式に比べると、若干苗が小さいかなあ。でもその方が冬を越すには最適かも知れないね。




講釈はそのくらいにして、早速挿してみよう。

まずはポットに適量の用土を入れて水を十分に染み込ませておく。
そこにただ豆を差し込めばいいだけだ。

って、また差し込む向きだの何だのってあるんだろうが。


あ、はい。全くそのとおりで。 どう差し込んでもよいというわけでもないんだよね。


豆はこれ。

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全くこの形でこの角度。

えーと、少し解説すると。豆のヘソ、つまりお歯黒を下にして、凹んだ部分が上に来るように少し斜めで差し込む。
これがベストだよ。 お歯黒はわかるよね。矢印の1のところだねえ。 凹んだ部分というのは、豆をよく見ると必ずあるからね。矢印の2の部分だよ。

それでどこまで差し込むかというと、茶色の線で印をしたところまでだ。
そう、全部埋め込んでしまわないのが失敗しないコツだよ。

何でかというと、ソラマメが発芽するためには酸素、つまり空気が必要なんだよね。要するに呼吸をしているってことなんだ。 だから全部埋め込んでしまうと、呼吸ができなくなって腐ってしまうことがあるんだよね。
だから1/3くらい外に出しておいてやると、ご機嫌で発芽してくるよ。




それともう一つ、何でこの向きじゃないといけないかというと。

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ソラマメは、まずお歯黒の部分から根が出て、その次に同じお歯黒の部分から芽が出るんだ。

その時の方向がこの向きだってことなんだよね。つまり凹んだ方を上にしないといけない理由だ。



もちろん適当に穴を開けて、ポンポン放り込んで土を被せても、出ることは出るんだよ。
でも根がグルグル回っていたり、えらく苦労して出て来たなあなんてやつが沢山あるんだ。
家庭菜園なんて、そんなに沢山植えるわけではないので、それなら芽が出やすい失敗しにくい植え方をした方が得策だろうということなんだよね。
広い畑に機械で蒔くような時には、そんなこと言ってられないからねえ。





ということで、こんな具合に挿すんだよ。

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この時に、豆と土の間に隙間ができないように、きちっと押さえておかないといけないよ。





さあ、できた。

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まあ、こんなもんだ。





さて、これを畑に持って行こう。

えっ、育苗棚で育てるんじゃないんか。
うん、それでもよいのだけど、なるべく畑の環境で育てる方がいいように思うんだよね。
育苗棚だとどうしても過保護になってしまうからねえ。


それで、たまたまレタスを植えたトンネルが少し余っているので、そこに育苗地を作ろうと思うんだ。

そうそう、これこれ。

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ここを少し掘り下げて、周りに土手を作って、そこにポットを並べるんだ。

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この後、土手の中に水が溜まるくらい十分に灌水してやるといいねえ。

もちろん水は直ぐに抜けてしまうけど、この中が乾燥しないようにということだよ。





はい、元通りにネットをかけて終了。

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これだと鳥に狙われることもないし、多少は乾燥も防げるだろう。

畑の環境にも慣れるし、植え付けてからも楽だろうと思うんだよね。


これで1週間もすると根が出て、10日後くらいには芽が出始めるはずだ。
さて、上手く行くかどうか、楽しみだね。 この辺りがいつもワクワクドキドキするんだよね。




うっかりしていた極早生のタマネギの畝。 早速取りかかったよ。

植え付けるのはここ。

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先日までサツマイモが植えてあったところだよ。

天気が続いたので、もう乾いているだろうと思ったんだけど、それがベチャベチャ。
重いなんてもんじゃないねえ。取り敢えず石灰を撒いて耕したけどね。

何しろ鍬を入れる度にバリバリと音がするんだ。 サツマイモの根だよ。 もうビッシリと複雑に絡まって、土をガッチリとホールドしているんだ。
これでは乾かんわなあ。 なので今日のところは耕して砕いて、このままで一日乾かして置こう。


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これで少しは空気が抜けるので、乾燥してくれるだろう。

本当は今日中にやっつけてしまいたかったんだけどね。これではどうにもならないよ。


いつもの種苗店では21日が発売日だけど、まあそんなに急ぐこともないだろう。

普門館から帰ってからの話しだね。



そうそう、普門館といえば、大姫は昨日一週間ぶりに登校。久し振りの練習だ。
様子を聞いてみたら、練習の時は大丈夫だけど、演奏になると少しまだ痛いそうだ。
でも、間に合ってよかったよ。

何でも、大姫だけじゃなくて、2年生部員が次々と体調を崩しているんだそうだよ。やはり夏場の無理な練習の疲れが出て来ているのかもねえ。 それに2年生というのは、丁度体が子供から大人に入れ替わる時期なので、その辺りもきちんと配慮した指導をしないといけないねえ。


何はともあれ、大姫も無事に普門館に行けることになったので一安心だ。
ヒゲおやじもホッとしたよ。


明日はヒゲおやじも準備しなければ。



ありがとうございます。





明日もきっと良い日であります。

ヒゲおやじ






この記事へのコメント

mika
2011年10月20日 05:44
ヒゲおやじさんの久しぶりです。
今回の記事もとってもタメになりました!!
スイスの、私の住んでいる地域では、冬は露地栽培では野菜が育たないので、菜園シーズンはほぼ終了・・
少し寂しいですが、ヒゲおやじさんのブログで楽しませていただきます!

この豆の挿し方は、ソラマメに限らずでしょうか?
来年も枝豆をやろうと思っているので、この方法で発芽しやすくしたいなーなんて、メモをとっていました。

2011年10月20日 05:51
普門館おめでとうございます。
今日のソラマメ講座は分かりやすかったですね。
思わず挑戦したくなりましたが、やはり実力を考え、葉っぱ野菜を考えようかと思います。(笑)
2011年10月20日 08:04
取り立てのソラマメで飲むビールは最高で!
毎年、作っています。
ソロソロ種挿しをしなくてはと思っていましたので
Goodタイミングです。
地上に少し出すのがコツですね!
いつも参考にさせていただいております。
自由人
2011年10月20日 16:11
 刺さってるみたいに見えるから蒔く事を挿すと言うんですか。始めて知りました。以前ソラマメを作った事が有りましたが、其のまま寝かせて蒔いていました。芽は出てましたがたぶん発芽率は悪かったのかもしれません。
家の辺りでは挿している人は見かけませんが。種を蒔いて芽が出てくるとほっとしますね。普門館無事に終わってくれれば良いのですがね。
2011年10月20日 17:48
おやじさ~ん、また、そら豆の植え付けの時期なんですねぇ^^q
そっかぁ~!挿す。。。そう言われればそんな感じですね^^;
なんか。。。石みたいな豆なんですね。
緑っぽいのは分かるけど、この青色凄い色ですね。
植物も不思議なものですね^^;

大姫ちゃん、なんとか回復してよかったですね♪
まだ、成長期で身体が芯からしっかりはしていない時期ですものね。
無理しないで、このまま普門館へ。。。と直行できると良いですね♪
ヒゲおやじ
2011年10月20日 18:36
mikaさん、お久し振りです。
これはソラマメ限定のやり方です。他の大豆(枝豆)やエンドウ、インゲンなどは、2センチほどの深さの穴を開けて、そこに入れて土を被せます。
向きは木にしませんが、理屈は同じなので気になるようでしたらお歯黒が下になるように置くといいでしょう。でも豆が小さいので、あまり関係ないとは思いますけどね。
2011年10月20日 22:09
寸法、なるほど…又一つ勉強しました。
青い豆、色付けしたわけないですよね。びっくりです。
普門館へ万全な状態で行けることになって本当に良かったですね。ヒゲおやじさんも晴れ舞台に参加できドキドキでしょうね。
良い成績をお祈りします。
ヒゲおやじ
2011年10月20日 22:18
ああじゃんさん、ありがとうございます。
はい、大農園では難しいですね(笑)。このスペースだと春菊やチンゲンサイなんかがお勧めです。是非挑戦してみてください。
ヒゲおやじ
2011年10月20日 22:20
たそがれ清兵衛さん、ありがとうございます。
はい、このやり方だと、ほとんど発芽の失敗はありません。是非試して見てください。
ヒゲおやじ
2011年10月20日 22:22
自由人さん、ありがとうございます。
ヒゲおやじも以前は適当に穴に放り込んでいました。でも発芽率というか、苗の成功率は全然違います。きちんと定植できる苗が育ちます。
是非お試しを。
ヒゲおやじ
2011年10月20日 22:25
みつばさん、ありがとうございます。
これは薬剤の色ですよ。本来の豆の色は茶色です。こうやって細菌から種を守っているのですねえ。ヒゲおやじ流に言うと「過保護」ということにもなります。はい、無事に行けることになりました。ヒゲおやじも行きますよ。
ヒゲおやじ
2011年10月20日 22:28
南十字星さん、ありがとうございます。
いやいや、色づけしているのですよ。これは薬剤の色です。こうやってウイルスとかの細菌から種を守っているのですよ。本来の色は茶色です。
万全か同化わかりませんが、とにかく無事に行けることになってホッとしています。普門館を思い切り楽しんでくれればそれでよいと思っています。
2011年10月22日 19:54
相変わらず綺麗な仕事ですね。
退職直後は、介護もまだ楽だったので友人から畑を借りていました。
今日、物置の片付けをしたら、そのときの残骸がゴロゴロ、でも、まだプランターとか家庭菜園ならと、未練がましく、肥料や土や用具などを確保してまた物置に入れました。
深いトロ箱などに土を入れて、家の裏に並べるのもいいかなあと^^
苗1本でもいいの、今日も春菊のトロ箱一つ作って、家の裏の少しの空間に置きました。
まり
2011年10月24日 22:06
ヒゲおやじさん、こんばんは。
ソラマメの挿し方のレクチャー、ありがとうございます。
グッドタイミングで嬉しいです!
初めてソラマメを育てるのでドキドキです。
さやえんどうや、スナックえんどうはポット苗の芽が出てきています。
畑にもじか蒔きしてみて発育がどの程度ちがうものか
様子をみています。豆、いろいろあって楽しいですね!
ヒゲおやじ
2011年10月24日 23:35
はなさん、ありがとうございます。
そうですねえ、思いのあるものは捨てられませんよね。
はい、苗1本で大丈夫です。ちゃんと育ちますよ。
ヒゲおやじ
2011年10月24日 23:37
まりさん、ありがとうございます。
ソラマメは初めてですか。そんなに難しくはないですよ。手間はかかりますけどね。その分美味しい豆が食べられます。
ヒゲおやじ
2013年11月04日 23:10
1984さん、初めまして。ありがとうございます。
少し挿し方が少ないような気がします。2/3は土の中に埋めてください。

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