ナスの仕立てと支柱立て! 今日は詳細版だよ。
昨日はざっとやってしまったので、今日は色々なパターンも含めて詳細に説明しよう。
どれが正しいということではなくて、まあ言ってみれば好みかなあ。
でも基本が大事だよ。
ではまず、今日のモデルさんに登場願おう。
これはファームに植えてあるナスで、植え付けてから一切手入れをしていないものだよ。
まずは基本から。
ここをまず押さえておかないと、応用も何もないからね。
基本中の基本だ。これだけはしっかり理解しておいてほしいところだね。
赤は一番果だよ。ちょっとわかりにくいかなあ。
で、そのヘタの付け根は赤でポチをしたところだよ。 この点が大事なのでよく覚えておいてほしいんだ。
まず基本の3本仕立てをするときは、この一番果の直ぐ下の枝「1」。つまり赤ポチの直ぐ下という意味だよ。
それと、その上の2本「2」と「3」の3本で仕立てるんだ。
ここまでわかったかな?
それと今回やろうとしている4本仕立ての場合は、その他にもう1本「4」を使うんだ。
この4番目の枝は、特に指定はないんだけど、できるだけ赤ポチに近いところで幹から直接出ている枝を使いたいねえ。
それで、今指定した4本(3本仕立ての場合は3本)以外の枝は全部取ってしまうんだ。
はい、スッキリしたねえ。
ここまでは「4」の枝を除けばどんな仕立て方の場合でも、基本中の基本だからね。
何故? とかは別にして、無理にでも覚えてほしいねえ。
さて、ここからは仕立てと支柱の立て方の問題だ。
仕立て方には1本仕立て、3本仕立てと最近では4本仕立てが多くなってきたねえ。
1本仕立ては文字通り1本の主幹を何処までも真っ直ぐ伸ばそうというやり方だ。
当然支柱は1本だよ。
ナスの主幹をこの支柱に固定して、そのまま真っ直ぐに伸ばすんだ。
この例ではまだ主幹が伸びていないので固定できていないけどね。
で、それ以外の枝は比較行き自由に伸ばすけど、この写真のように紐で枝を吊るようにするんだ。
そうそう、雪吊りの要領だね。
これは説明用に無理に作ったので少し変だけど、本当は枝はもっと横に張って、実の重みで垂れ下がってくるんだ。
だから吊らないといけないんだよ。
このやり方も去年試してみたけど、結構沢山収穫出来たよ。
実が生るたびに枝を落としていくので、散髪の必要がないというのも大きな利点だねえ。
秋ナスまで長く楽しめるやり方だよ。
次は一番オーソドックスな3本仕立てだ。
これはもう説明の必要はないと思うけど、さっきの「1」「2」「3」の枝に添うように支柱を立てて固定するんだ。
このまま大きく育てていくやり方で、誰でも知っているというか、聞けば必ず教えてくれるやり方だよね。
だから失敗はないし、初心者はまずはこの方法でやってみることをお勧めするねえ。
ナスの基本が学べるやり方だよ。
それからヒゲおやじが去年からやっている4本仕立てだ。
これも畑や畝の状況によって色々な支柱の立て方があってね。
まずは垂直に立てる方法。
畝が小さいなどスペースに余裕がない場合は、このように垂直に立てててもできなくはないねえ。
ナスの周りに立てた4本の支柱に、「1」から」「4」の枝を紐で誘引していくんだ。
成長に合わせて紐の位置を上げていけばいいんだよ。シンプルでわかりやすい方法かも知れないね。
次は斜めに立てる方法。
これもあまり広いスペースを使えない場合にやる方法だね。
ヒゲおやじの畑でもこれでやっているんだよ。
それから交差させて立てる方法。
これは生産農家がやるやり方で、最近ではこのやり方が多くなってきたねえ。
畝幅が十分にあって、周りに支障が無い場合には有効な方法だよ。
一番ナスの枝を誘引しやすい角度になっているんだねえ。それと交差させているので強度的にも申し分ないしね。
問題はスペースだね。この例で言うと、畝幅が少なくともこの2倍ほどもないとやれないね。
これでは通路を歩こうとすると、支柱にぶつかってしまうだろう。 だから家庭菜園では無理なんだ。
で、ヒゲおやじは今年も斜めに建てる逆ハの字作戦で行くことにしたんだ。
どこかで聞いたような? そうそうソラマメの時もやったねえ。
では、そのやり方を簡単に説明しておこう。
まず紐の端を真ん中の支柱にしっかり結びつけよう(左)。
それから幹を回って枝にクルクルと巻き付けるんだ。
この時あまり細かく巻く必要はないよ。 ゆるやかに一節に一巻きくらいだ。
その紐の端を四隅の支柱に仮固定すれば出来上がりだよ。
仮固定というのは、これからナスの成長に合わせて何度も巻き足しをしていくので、しっかり結びつけてしまっては困るわけだ。紐はピンと張らないと行けないけど、直ぐに解けるように結んでおく必要があるねえ。
この要領で4本の枝を全部誘引したら出来上がりだよ。
さあ、これで完成だ。 支柱も一緒に見てもらおうかな。
と言っても完成したのは手前の1本だけ。
後は時間切れでまた明日ってところだ。
でも、イメージはわかるだろう。
どうかな? これでりかいできただろうか。 あとは自分で実際にやってみることだね。
ということで、ナスの仕立てと誘引は、これでお終い。
ところで、今日作業中にこんなものを発見。
1本だけ妙に成長が遅れているだろう。真ん中のやつだ。
これ、前から何か元気がないなあと思っていたんだけどね。
下葉は枯れてくるし、どう見ても病気ではないので、おかしいなあと思っていたんだ。
それで今日の作業のついでに根元の土を取り除いて見ると。
何と!?
こりゃ凄い!
こんなことになっていたんだねえ。
これはヨトウムシか根切り虫に囓られた跡だね。
丁度茶色の線の直ぐ下辺りまで土があったのでわからなかったんだ。
ギリギリのところを囓られるからねえ。
これでは大きくはならんわなあ。
さて、どうしよう。
でもこれで枯れてしまったわけではないので、何とか復活させよう。
根元に新しい土を盛って、囓られたところを土の中に埋めてやるんだ。
あとは水をたっぷりやって養生してやると、しばらくすると上の写真の矢印の辺りから、新しい根が出てくるからね。
少し時間はかかるけど大丈夫だよ。
さて、今朝ファームに行くと、既に社長が来ていた。
「あら、どうした。仕事が暇なんか?」
「いやー、暇じゃないですけど、キュウリを植えようと思って」
実は2番手のキュウリの苗を自宅で育てていたんだ。
で、一番手のキュウリを指して、「キュウリがこんなに大きくなっているんですよ」。
「あ、こりゃいかん。一番生りはこんなに大きくしたらいかんのよ」。
ということで、直ちに収穫。
何とも嬉しそうな顔だねえ。 まるで子供だ。
「初収穫です。いやー、感激です」。
わかるねえ、何歳になっても収穫は嬉しいもんではあるけどね。まして初ときたら嬉しいよね。
ナスの方も見て見ると、取らないといけないのがゴロゴロ。
「おーい、これも早く採らないかん」。
あら、こっちはキュウリの時ほどでもないみたいだねえ。
感激も2回目は少ないか?
キュウリが4本とナスが5,6個あったかなあ。 嬉しそうに車に積んでいたよ。
家に帰ってカミさんに何と言うんだろうねえ。 ウフフ、アハハ、なんか想像すると可笑しくなってくるねえ。
いやいや、ヒゲおやじも負けてはいられない。
これはリッチーナだ。
韓国カボチャだよ。放っておくと枕くらいの大きさになるそうだけど、このくらいで食べるのがいいそうだ。
食べ方? いやー、ようわからんなあ。ズッキーニと同じような調理でいいらしいよ。
あっさりしてズッキーニより食べやすい感じだねえ。
それからカミさんの注文の大根だ。
またバカでかいねえ。
隣のキュウリが普通サイズのキュウリだからね。 何方かのおみ足と比べて如何かな?
この大根どうするかって?
キムチ漬けにするんだそうだよ。 1本で十分だと思うけどねえ。
まあ、そこはヒゲおやじの担当じゃないからね。深く立ち入らないのが無難だ。
今日は午前中は快晴。午後からは曇。 明日はまた雨だそうだ。
今のところ雨は歓迎だけどね。 降りすぎないようにしてもらいたいもんだね。
はい、今日はこれでお終い。
ありがとうございます。
明日もきっと良い日であります。
ヒゲおやじ
どれが正しいということではなくて、まあ言ってみれば好みかなあ。
でも基本が大事だよ。
ではまず、今日のモデルさんに登場願おう。
これはファームに植えてあるナスで、植え付けてから一切手入れをしていないものだよ。
まずは基本から。
ここをまず押さえておかないと、応用も何もないからね。
基本中の基本だ。これだけはしっかり理解しておいてほしいところだね。
赤は一番果だよ。ちょっとわかりにくいかなあ。
で、そのヘタの付け根は赤でポチをしたところだよ。 この点が大事なのでよく覚えておいてほしいんだ。
まず基本の3本仕立てをするときは、この一番果の直ぐ下の枝「1」。つまり赤ポチの直ぐ下という意味だよ。
それと、その上の2本「2」と「3」の3本で仕立てるんだ。
ここまでわかったかな?
それと今回やろうとしている4本仕立ての場合は、その他にもう1本「4」を使うんだ。
この4番目の枝は、特に指定はないんだけど、できるだけ赤ポチに近いところで幹から直接出ている枝を使いたいねえ。
それで、今指定した4本(3本仕立ての場合は3本)以外の枝は全部取ってしまうんだ。
はい、スッキリしたねえ。
ここまでは「4」の枝を除けばどんな仕立て方の場合でも、基本中の基本だからね。
何故? とかは別にして、無理にでも覚えてほしいねえ。
さて、ここからは仕立てと支柱の立て方の問題だ。
仕立て方には1本仕立て、3本仕立てと最近では4本仕立てが多くなってきたねえ。
1本仕立ては文字通り1本の主幹を何処までも真っ直ぐ伸ばそうというやり方だ。
当然支柱は1本だよ。
ナスの主幹をこの支柱に固定して、そのまま真っ直ぐに伸ばすんだ。
この例ではまだ主幹が伸びていないので固定できていないけどね。
で、それ以外の枝は比較行き自由に伸ばすけど、この写真のように紐で枝を吊るようにするんだ。
そうそう、雪吊りの要領だね。
これは説明用に無理に作ったので少し変だけど、本当は枝はもっと横に張って、実の重みで垂れ下がってくるんだ。
だから吊らないといけないんだよ。
このやり方も去年試してみたけど、結構沢山収穫出来たよ。
実が生るたびに枝を落としていくので、散髪の必要がないというのも大きな利点だねえ。
秋ナスまで長く楽しめるやり方だよ。
次は一番オーソドックスな3本仕立てだ。
これはもう説明の必要はないと思うけど、さっきの「1」「2」「3」の枝に添うように支柱を立てて固定するんだ。
このまま大きく育てていくやり方で、誰でも知っているというか、聞けば必ず教えてくれるやり方だよね。
だから失敗はないし、初心者はまずはこの方法でやってみることをお勧めするねえ。
ナスの基本が学べるやり方だよ。
それからヒゲおやじが去年からやっている4本仕立てだ。
これも畑や畝の状況によって色々な支柱の立て方があってね。
まずは垂直に立てる方法。
畝が小さいなどスペースに余裕がない場合は、このように垂直に立てててもできなくはないねえ。
ナスの周りに立てた4本の支柱に、「1」から」「4」の枝を紐で誘引していくんだ。
成長に合わせて紐の位置を上げていけばいいんだよ。シンプルでわかりやすい方法かも知れないね。
次は斜めに立てる方法。
これもあまり広いスペースを使えない場合にやる方法だね。
ヒゲおやじの畑でもこれでやっているんだよ。
それから交差させて立てる方法。
これは生産農家がやるやり方で、最近ではこのやり方が多くなってきたねえ。
畝幅が十分にあって、周りに支障が無い場合には有効な方法だよ。
一番ナスの枝を誘引しやすい角度になっているんだねえ。それと交差させているので強度的にも申し分ないしね。
問題はスペースだね。この例で言うと、畝幅が少なくともこの2倍ほどもないとやれないね。
これでは通路を歩こうとすると、支柱にぶつかってしまうだろう。 だから家庭菜園では無理なんだ。
で、ヒゲおやじは今年も斜めに建てる逆ハの字作戦で行くことにしたんだ。
どこかで聞いたような? そうそうソラマメの時もやったねえ。
では、そのやり方を簡単に説明しておこう。
まず紐の端を真ん中の支柱にしっかり結びつけよう(左)。
それから幹を回って枝にクルクルと巻き付けるんだ。
この時あまり細かく巻く必要はないよ。 ゆるやかに一節に一巻きくらいだ。
その紐の端を四隅の支柱に仮固定すれば出来上がりだよ。
仮固定というのは、これからナスの成長に合わせて何度も巻き足しをしていくので、しっかり結びつけてしまっては困るわけだ。紐はピンと張らないと行けないけど、直ぐに解けるように結んでおく必要があるねえ。
この要領で4本の枝を全部誘引したら出来上がりだよ。
さあ、これで完成だ。 支柱も一緒に見てもらおうかな。
と言っても完成したのは手前の1本だけ。
後は時間切れでまた明日ってところだ。
でも、イメージはわかるだろう。
どうかな? これでりかいできただろうか。 あとは自分で実際にやってみることだね。
ということで、ナスの仕立てと誘引は、これでお終い。
ところで、今日作業中にこんなものを発見。
1本だけ妙に成長が遅れているだろう。真ん中のやつだ。
これ、前から何か元気がないなあと思っていたんだけどね。
下葉は枯れてくるし、どう見ても病気ではないので、おかしいなあと思っていたんだ。
それで今日の作業のついでに根元の土を取り除いて見ると。
何と!?
こりゃ凄い!
こんなことになっていたんだねえ。
これはヨトウムシか根切り虫に囓られた跡だね。
丁度茶色の線の直ぐ下辺りまで土があったのでわからなかったんだ。
ギリギリのところを囓られるからねえ。
これでは大きくはならんわなあ。
さて、どうしよう。
でもこれで枯れてしまったわけではないので、何とか復活させよう。
根元に新しい土を盛って、囓られたところを土の中に埋めてやるんだ。
あとは水をたっぷりやって養生してやると、しばらくすると上の写真の矢印の辺りから、新しい根が出てくるからね。
少し時間はかかるけど大丈夫だよ。
さて、今朝ファームに行くと、既に社長が来ていた。
「あら、どうした。仕事が暇なんか?」
「いやー、暇じゃないですけど、キュウリを植えようと思って」
実は2番手のキュウリの苗を自宅で育てていたんだ。
で、一番手のキュウリを指して、「キュウリがこんなに大きくなっているんですよ」。
「あ、こりゃいかん。一番生りはこんなに大きくしたらいかんのよ」。
ということで、直ちに収穫。
何とも嬉しそうな顔だねえ。 まるで子供だ。
「初収穫です。いやー、感激です」。
わかるねえ、何歳になっても収穫は嬉しいもんではあるけどね。まして初ときたら嬉しいよね。
ナスの方も見て見ると、取らないといけないのがゴロゴロ。
「おーい、これも早く採らないかん」。
あら、こっちはキュウリの時ほどでもないみたいだねえ。
感激も2回目は少ないか?
キュウリが4本とナスが5,6個あったかなあ。 嬉しそうに車に積んでいたよ。
家に帰ってカミさんに何と言うんだろうねえ。 ウフフ、アハハ、なんか想像すると可笑しくなってくるねえ。
いやいや、ヒゲおやじも負けてはいられない。
これはリッチーナだ。
韓国カボチャだよ。放っておくと枕くらいの大きさになるそうだけど、このくらいで食べるのがいいそうだ。
食べ方? いやー、ようわからんなあ。ズッキーニと同じような調理でいいらしいよ。
あっさりしてズッキーニより食べやすい感じだねえ。
それからカミさんの注文の大根だ。
またバカでかいねえ。
隣のキュウリが普通サイズのキュウリだからね。 何方かのおみ足と比べて如何かな?
この大根どうするかって?
キムチ漬けにするんだそうだよ。 1本で十分だと思うけどねえ。
まあ、そこはヒゲおやじの担当じゃないからね。深く立ち入らないのが無難だ。
今日は午前中は快晴。午後からは曇。 明日はまた雨だそうだ。
今のところ雨は歓迎だけどね。 降りすぎないようにしてもらいたいもんだね。
はい、今日はこれでお終い。
ありがとうございます。
明日もきっと良い日であります。
ヒゲおやじ
この記事へのコメント
思わずニヤニヤしちゃいます。
4月に農園デビューしてナス、トマト、枝豆、オクラを
植えましたがナスは実が縮こまっています。
寒いから成長が悪いのかなと思うのですがわかりません。
雨も本格的に降らないからですかね。
枝豆に亀虫見つけ、退治しています。こちらで、焼酎ととうがらしの
作り方見たのですが、焼酎の替わりに泡盛でもよいでしょうか~?
誰も飲まずにあるので。。。強力過ぎですかね(笑)
無事、かぼちゃの雌花が咲きました。
今朝受粉しました。上手くいくと良いです。
ツルナシインゲンが根元から折れたのは虫だったのかな?
これからも、ヒゲおやじさんのブログを参考に頑張ります!
気温が上がらないのと水不足ですね。こちらも同じです。なかなか大きくなりません。背が低いのにもう実が生っていたりして。
泡盛ですか? 勿体ない(笑)。 どちらも蒸留酒ですから大丈夫だとは思いますけどね。確かなことはわかりません。
無事に受粉が出来ましたか。それはよかったですね。
インゲンは多分ヨトウムシでしょう。根元の辺りを探してみてください。
退治しておかないと、隣のヤツがまたやられますよ。
実の数とかは4本の方が少し多いかも知れませんね。
長持ちという意味では仕立てよりも剪定の仕方だと思いますよ。
それはこれから実が生りだしたらやりますからね。