秋ジャガの植え付け! うーん、久しぶりだねえ。

秋ジャガは畑を始めた当初は毎年作っていたんだけど、連作障害の関係から畝繰りがつかなくなってやめていたんだよね。
ところが今年はひょんなことからふと思いついて、作ってみようかと。



実は秋ジャガのことは全く頭になかったんだねえ。もう作らないものと決めていたからね。
ところがファームでばあちゃんが芋を転がしている。

「あら、ばあちゃん、ジャガイモ植えるんかな」 「ほうよ、ちょっぽり植えてみようかと思うてな」。

そうか、今は秋ジャガを植える季節なんだ。 忘れていたねえ。




待てよ、これなら畑で植えられそうだなあ。

何で? 
うん、あのね。 もうすっかり忘れるくらい諦めていたんだけど、それは連作障害がきついので畝繰りができなくなったからなんだ。

ところが今年からファームも使えることになったので、余裕ができたんだよね。
それと、もしかしたら畑を返さないといけないってこともあって、空豆やエンドウ、タマネギなんかの越冬野菜は全部ファームに移すことにしたんだ。

そうすると畑の方が空いてしまうんだなあ。
それに秋ジャガなら、今植え付けると12月の頭には収穫だからね。それだと「返せ」と言われても十分間に合う勘定なんだ。


そんなことで急遽、秋ジャガの植え付けを思いついたってことなんだ。



それはいいんだけど畝の準備がまるきりできていない。 どうするよ。

うーん、ジャガイモはあまり肥料をほしがらない野菜だから、このままやっつけてしまうか。
てなことで、大急ぎで周辺の草を除けて、ただ耕しただけの畝に植え付けることに。


これがその畝だよ。

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どうだ、いかにも急作りの畝だろう。

いつもの畝とは全然違うもんねえ。 でもいいんだ。これで豊作を期待してはいないからね。







では、植え付けを始めるよ。
やり方は春ジャガと全く同じだからね。

あ、いや、若干注意点があるんだ。


まずは種芋の選び方から。

これが今回ヒゲおやじが選んだ種芋だよ。

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小さい? そう、そのとおりだねえ。

わざと小さいものを選んだんだよ。


春に植えるものは60グラム位を基準にしているよね。それは切って植えることを前提にしているからなんだ。
でも秋は切らないんだよ。

何故かというと、春は気温が低いので切り口を乾かしてから植えると大丈夫なんだけど、秋はまだ気温が十分に高いので、切り口から細菌が入って腐ってしまうんだねえ。
だから秋植えは切ってはいけないんだよ。

切らないとなると大きな芋は不向きだねえ。 なのでなるべく小さな、そうだねえ30グラムくらいの芋が最適かなあ。


てなことで、秋の種芋はできるだけ小さなものを選びましょう。 ということだ。







さあ、植え付けるぞ。

まず最初に深さ15センチほどの溝を掘ろう。

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別に15センチにこだわる必要はないよ。

要するに種芋の大きさの2倍くらいという意味だからね。
つまり後で土を被せたときに、種芋の上に種芋の大きさと同じくらいの厚さの土が乗るってことだ。








溝を掘り終わったら、そこに種芋を置いていこう。

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間隔は40センチ。

指導本には30センチと書いてあるものが多いねえ。
それで十分だと思うけど、ヒゲおやじは40センチなんだ。

何でかと言うと、30センチだと茎や葉が込みすぎて、後の土寄せや除草なんかの作業がやりにくいんだよね。
それに株間を広げると、多少大きな芋が収穫できることも期待しているんだ。

まあ、これは好みの問題だからね。 大きな芋がほしければ株間を広げればいいし、小振りな芋が欲しい人は狭めればいいんだ。 30センチと書いてあるから絶対30センチではないからね。そこらは自由に選択するといいよ。







次に、芋と芋の間に堆肥を入れてやろう。

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こんな具合だねえ。

堆肥は何でもいいよ。 ヒゲおやじは牛糞堆肥を使っているけどね。
何でもいいけど、完熟堆肥と表記のあるものを使った方がいいねえ。

鶏糞も発酵鶏糞なら問題ないけど、乾燥鶏糞だと効き過ぎるから注意が必要だよ。


これをスコップに軽く一杯だ。








その上に化成肥料を軽く一握り。つまり30グラムくらいかなあ。

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これも入れすぎないように、少し控えめくらいがいいねえ。







その後この化成肥料を少し平らに広げてやろう。

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このときに肥料が直接種芋に当たらないように注意が必要だよ。

肥料が芋に当たると肥料焼けを起こしてしまうからねえ。








さあ、肥料は入れ終わった。

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後は優しく埋め戻して出来上がりだよ。

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本職は長靴で踏みつけたりしているけど、そこまではする必要はない。

これで十分だね。



えっ、水はやらないの?
そう、水はやらない。というか、むしろやってはいけないんだ。

つまりジャガイモってのは、種芋の中に持っている水分と栄養だけで育つんだよ。
茎や葉が成長して新しい根が伸びてきて、初めて自分で水や養分を吸収するようになるんだ。だからそれまでは水も肥料もいらないんだねえ。

今の気温の高い時期は、水をやるとかえって腐ったりするから要注意だよ。



後は芽が出てきたら芽欠き、追肥と土寄せくらいで、ほとんど放りっぱなしだ。
実に楽な野菜だねえ。


簡単だろう。どうかな、やってみたくなったかな?



でも、ジャガイモはもっとも連作障害の出やすい野菜の一つなんだよね。
だから春に作った畝で秋もというのはちとしんどいよ。一度はできるけどね。次に春もとなるとだんだん難しくなるんだ。

収量が極端に落ちてきたり病気になったりで、なかなか上手くいかなくなるんだ。


これは何とかセンチュウという虫の影響だね。
だからこの虫が嫌う野菜を植えたり色々工夫が必要になるねえ。

原産地のアンデス地方では、3年くらい作った後は長期の休閑期間をもうけているそうだよ。
この虫の卵ってのが厄介で、薬は効かないし5年でも10年でもチャンスが来るのをじっと待っているってんだからたまったもんじゃないねえ。


だから3年くらいは何とかできるけど、それ以上はかなり難しくなるんだ。
堆肥を大量に投入したり、夏場に透明マルチをかけて蒸し焼きにしたり、色々工夫はしないといけないけどね。

センチュウが嫌う植物との混植が案外いいかもしれないね。

狭い畑で苦労している人は、このあたりをよく考えて、上手に工夫してもらいたいもんだねえ。



さて、そんなことで、今日は久しぶりに秋ジャガを植え付けたというお話でした。

上手くできるといいねえ。 楽しみだなあ。




ありがとうございます。








明日もきっと良い日であります。

ヒゲおやじ




















 

この記事へのコメント

2012年09月04日 01:58
なるほどー。 記録に残しておきたいですねぇ。
本にしてもらうと 購入できますが その気はないんですか。
ぜひ一冊 欲しいですねぇ。 有料でOKですよ。
何冊か買って 友人にもプレゼントできますよ ♪
10冊予約しときマース。本気です!!
2012年09月04日 08:51
秋じゃがですか、やはり連作障害で何年も作っていません!
これから秋作が始まりますが、今秋も困ります。
夏野菜は、師匠の真似をすれば大方うまくいきました。
報告忘れましたがスイカの空中栽培もなんとかできました。
でも、秋冬野菜は関東圏が先行します。
ヒゲおやじさんの真似をできなくなりました。
そんな愚痴をブログで語り、また「ヒゲおやじさん」のサイトにリンクしてしまいました。
いつも事後報告ですいません
あひる
2012年09月04日 18:35
ヒゲおやじさんこんばんは。畑1年生のあひるです。
ヒゲおやじさんの記事を読んでいつも勉強させていただいてます。
秋ジャガ、大変わかりやすく勉強になりました。
ですが・・もう、おっきな種芋を買ってしまいました。(ノ∀`)アチャー
しかも、種芋から芽がでているんですが、その芽にハダニがついてしまい、あっという間に芽が真っ黒に枯れてしまいました。
このまま植えてもいかがなものか・・・と思案してます。

これからも、ヒゲおやじさんの記事を楽しみにしてます☆
はる
2012年09月04日 21:30
すごくためになりましたexclamation

今年初めてプランターでじゃがいもを作って、小さいながらも収穫があって楽しかったので来年もやろうと思ってたのですが、そうか秋にも作れるんだexclamationそしてじゃがいもは連作障害が強いのか。肥料のあげかたも写真つきだし、うわあ、勉強になることばかりだ\(^o^)/
ヒゲおやじ
2012年09月04日 23:14
ログの大好きな徳さん、ありがとうございます。
はい、その気はありません(笑)。記事をファイルして残してください。
無料配布OKですよ。
ヒゲおやじ
2012年09月04日 23:15
清兵衛さん、ありがとうございます。
そうですねえ、これからはそちらの方が早くなりますからね。
清兵衛さんの情報を見てから取りかかることにしましょうか(笑)。
ヒゲおやじ
2012年09月04日 23:22
あひるさん、ありがとうございます。
もう葉ダニがつきましたか。それは不味いですね。
一度芽を全部取ってしまうのもよいかもしれませんね。指の腹とか爪でちょっとこすると簡単に取れますよ。また直ぐに芽は出てきますから大丈夫です。
ヒゲおやじ
2012年09月04日 23:24
はるさん、ありがとうございます。
はい、プランターなら土を入れ替えるので連作障害も気にしなくてすみます。大きめのプランターなら、立派な収穫が期待できますよ。
ちなみに植え付けは、プランターに2個です。欲張らないことが大事ですよ。
2012年09月05日 18:05
ヒゲおやじさんご無沙汰しています。
切らないじゃがいもですね。昨年失敗しましたので、とても参考になります。ベランダですから、コンテの温度もあがりますので、基本的にあきらめムードです。現在冬至カボチャというものを植えました。
6回のマンションのベランダで夏の日差しの角度をも天敵です。以前はアルミホイルで日差しを屈折させてみました。しかしながら、毎年ベランダは砂漠化が始まっているようです(笑)。
今度は熱帯の植物や果実を検討してみます。
ヒゲおやじ
2012年09月05日 21:32
ベランダ農夫さん、ありがとうございます。
冬至カボチャですか? それは知らないですねえ。楽しみにしています。
ベランダの砂漠化? またまた知らない話で(笑)。
でも、次々とチャレンジしているところは素晴らしいですね。
もっちゃん
2012年09月06日 22:08
秋植えを教えてくれてありがとうございます。家庭菜園歴10カ月の私はじゃがいもは春に植えるものと思っていました。春はたくさんの種類が植えられるのでかえって秋のほうが有効な気がします。ありがとうございます。これからもブログみせていただき勉強させていただきます。宜しくお願い致します。
ヒゲおやじ
2012年09月06日 23:23
もっちゃんさん、ありがとうございます。
秋植えができるのは、はっきりはわかりませんが関東以西くらいだと思います。それ以上北では無理でしょうね。
品種は限定されますので注意してください。

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