ピーマン、シシトウの脇芽欠き!  あ、テントウムシダマシだ。

ピーマンやシシトウも元気に成長を始めたので、脇芽欠きをやらなくては。
えっ、ピーマンも脇芽欠きをやるの? なんて思っているあなた。
やるんですよ。 いつ? それは今しかないでしょう!


ウソだよ、いつでもやらないといけないんだ。
だって、ピーマンやシシトウってナスの仲間だからね。

だからこれからも、永遠に脇芽欠きをやらないといけないってことなんだなあ。



どうやるか? それをこれからやろうって寸法だね。


これが現在のピーマン、えーともしかしたらシシトウ?

画像

えっ、覚えていないの?

うーん、これはねえ、見た目ではわからないんだよな。 
でも、植えたんだろう?

うーん、そうなんだよね。 確かに植える時にはこちら側がピーマンで、こっちがシシトウとはっきり分けて植えたんだけどなあ。

でも、今となってはどっちだったか。  いやー、何しろ最近は老人力が強くなっているからねえ。
しっかり覚えているつもりが全然覚えていなくて。


でも、これはどっちでもいいんだ。 何しろ親戚と言っても思い切り血が濃いからね。
実が生ってみないとわからないくらい近い親戚だよ。

それにやり方も同じだからね。




やり方と言えば、これはナス科だから、基本的にはナスと同じだよ。

第一花の直ぐしたの脇芽とその上の脇芽を育てて、3本仕立てか4本仕立てにするんだねえ。
だからその下の脇芽、印をしてあるだろう。 これは全部取ってしまうんだよ。



と、作業中。

あっ、これは!

画像

葉の裏側に付いていたのは?

テントウムシだねえ。

と思う人が多いんだけど、これはテントウムシじゃないよ。
これこそが世紀の害虫、テントウムシダマシだ。











丁度取る脇芽の葉に付いていたので取ってみると。

画像

これはまだ幼虫から成虫に変わる途中くらいのやつだねえ。

成虫になるとちょっと見たくらいではわからないんだよ。

幼虫はもっとわかりづらいねえ。 本当にテントウムシの幼虫そっくりだからね。



だから、畑を歩いてチェックしながら、あ、テントウムシがいるなあと見過ごしてはいけないんだよ。

えっ、テントウムシって益虫だろう?

そう、そこが甘いんだ。 あのな、テントウムシがいるってことは、必ず餌になるアブラムシがいるってことだからね。 可愛い~~! なんて喜んではいけないんだ。


アブラムシがいるところには必ずテントウムシの幼虫がいるからね。 それをまず目当てに探すといいねえ。

ところがこのテントウムシダマシ、幼虫の時は本当にそっくりなんだねえ。 だからうっかり見逃してしまうんだ。



それじゃあ、どうやって見分けたらいいんだ?
ふむふむ、やっと本題に入ってきたぞ。

あのな、このテントウムシダマシは、幼虫も成虫もアブラムシなんかは一切食べないんだ。
じゃあ、何を食べるんだ?

いや、食べるのではなくて、野菜の樹液を吸って大きくなるんだよ。
だからこれに取り付かれると、野菜は樹液つまり養分を吸い取られて枯れてしまうんだねえ。

何しろガッチリ葉脈に歯むを食い込ませているからね。 触ったくらいでは絶対に落ちないんだよ。

へー、そんならどうやって取るんだ?
いやー、それが難しいんだ。 幼虫も成虫も、本当にガッチリ食い込んでいるので、指で摘まんで取ろうとしても取れないんだよね。
首と胴体が千切れてしまうんだ。 ピンセットなんかではとうてい取れないよ。


だからね、見分け方は簡単。 ちょっと触ってみればいいんだ。
テントウムシだと葉を動かしただけで落ちてしまうだろう。 でも、こいつは絶対に落ちないからね。



でも、見つけ次第徹底的に退治しよう。 
何を好むかというのはあまりないみたいで、何にでも食らいつくようだけどね。
特に多いのはジャガイモだねえ。 だからジャガイモの隣に植える野菜は要注意だよ。

やたらに育ちが悪いとか、元気がないと思ったら、こいつがビッシリ付いていたなんてことがあるからね。


もちろん見つけ次第死刑だよ。





あ、そうそう、もう一つ厄介な話を。

これは害虫ではないんだけどね。

今日やっているのは脇芽欠きだよね。 でも、ピーマンくらいって放置しているあなた。
特に、連作障害にならないからと信じ切って、接ぎ木苗を買っているあなただよ。

本当に大丈夫かな?


何だよ、急に脅かして。

いやいや、脇芽欠きと言っても、絶対にやらないといけない脇芽があるのを知っているかな?
これも毎年やっている話題ではあるけどね。


以前からの読者さんは、あ、あれだな? ってわかるよね。

そう台芽だね。

何それ? って、接ぎ木苗を買ったんだろう? その接ぎ木の台になっているのは何者なんだ?
今はほとんどの苗は接ぎ木が多いよね。 実生よりは少々高いけどね。

ウリ科の苗はほとんどが台木にカボチャを使っているんだよ。
それはカボチャは連作障害に強いとされているからだねえ。

だから、ゴーヤーを植えたつもりなのに、根元からカボチャが生えたなんてことがよくあるだろう。

この台木から出る芽のことを台芽と言うんだよ。



ナス科の場合はワルナスビとかの野生のナスの苗を使うことが多いんだねえ。



ちょっとこれを見てくれるかな?

画像

赤で印をしたところが、接ぎ木をした継ぎ目だね。

その下から出ている2本の脇芽は、台木から出ているものなんだねえ。

つまりピーマンとは関係のない、もしかしたら野生のナスかも。 というわけだ。


で、具合の悪いことに、この台木から出る芽の方が当然ながら勢力が強いんだねえ。
だから接ぎ木をされた上のピーマンには、なかなか栄養が行き渡らなくて育ちが悪いなんてことが起こるんだ。

なっ、わかるだろう? だから台芽は必ず取らないといけないんだよ。


これはナスもトマトも接ぎ木苗であれば必ず出るからね。 何だろう、珍しいなんて、育ててはいけないよ。
自分の野菜が成長が悪いとかは仕方ないけど、もし、ワルナスビなんかだったら、根絶するのは極めて難しいらしくて、周りの畑にも迷惑をかけてしまったりすることもあるからね。

ちなみに、ワルナスビは地下茎で繁殖するので、根絶は極めて困難と言われているからねえ。




いやいや、ちょっと脇道にそれたかな。 でも、勉強になっただろう。




えーと、どこまで行ったかなあ。

そうそう、第一花の直ぐ下の脇芽から上を育てましょうという話だったねえ。
だからそれより下の脇芽は全部取ってしまうんだよ。



それができたらしっかりとした支柱を立ててやろう。

画像

これももう少し大きくなったら、3本か4本に仕立てるための支柱を立ててやるといいねえ。











さあ、完成だよ。

画像


まだ木は小さいけど、そろそろ花が咲き出したねえ。

でも、第一果はやはりあまり大きくしないうちに取る方がいいよ。



その後の育て方も色々あるけど、それはまたその時期が来たらやることにしよう。



今日は雲一つないとはいかなかったけど、それでもまずまずのいい天気だったよ。
でも蒸し暑かったねえ。 6月初めくらいの気温だったらしいよ。

明日もまたいい天気らしい。 金曜日までは続くんだとか。

土日は雨。


となると、金曜日にサツマイモの植え付けだな。 

と、こんな具合に予定が立つとやりやすいんだけどね。
早く芋苗を調達した方がいいよ。



ありがとうございます。








明日もきっと良い日であります。

ヒゲおやじ



この記事へのコメント

2013年05月16日 23:25
今晩は。テントウムシダマシ、かなり強力な歯というか 口吻を持っているのですね。それがまたテントウムシとの区別に役立つと--。
ワルナスビ、確かに、生えてる土手では毎年びっしり実をつけています。
ワルナスビ、恐るべし。
はる
2013年05月17日 19:59
なんと!シシトウも脇芽かきをするのですねexclamation&questionこれもまた知りませんでした。一昨日苗を植えたので、落ち着いたらやろうっと。

これからのシーズンは、ヒゲおやじさんのブログチェックを日課にしないといけないなあ。

ヒゲおやじ
2013年05月18日 00:01
行き当たりばったりの花日記さん、ありがとうございます。
はい、これはチラッと見たくらいでは、あ、テントウムシと思ってしまいます。それくらい似ていますからね。 でも、最強の害虫です。もちろん消毒すれば退治できますよ。
ワルナスビを畑に持ち込むのは最大の悲劇です。ハマスゲより強烈かも。 
ヒゲおやじ
2013年05月18日 00:03
はるさん、ありがとうございます。
ピーマン、シシトウはナスの親戚ですからね。ほぼ同じように育てれば間違いないですよ。
テッシー
2013年06月03日 19:17
はじめましてベランダ菜園をしている初心者です。ピーマンの第1果の扱いはどうしたらいいのか?を調べていたらひげおやじ様のブログにたどり着きました。

プランターで育てている我が家の京ピーマンは第1果の花びらが萎れはじめ
、まだ4mm程度ですけど実の部分が膨らむ兆候を見せているようです。早いうちに摘み取ったほうが良いのですね?ひげおやじ様のブログを参考に小さなベランダ菜園ですけど楽しもうと思います。
ヒゲおやじ
2013年06月03日 22:31
テッシーさん、初めまして。ありがとうございます。
いや、そんなに急がなくても大丈夫です。 むしろちゃんと実が付くか確認してください。実が大きくなり始めたら取ってしまいましょう。まだ食べられませんけどね(笑)。

この記事へのトラックバック