ダイコン用の畝作り! もう急がなくては。
春が来たと喜んでばかりはいられないので、大急ぎで畝を作ってしまおう。 急がないとまた雨なのでね。
昨年は丁度今頃種を蒔いたんだよね。 とは言っても昨年と同じにする必要はなくて、大体3月中くらいを目安にするといいねえ。
それにしても雨が多いからねえ。 今日も、もう降り出しているよ。
ということで雨の間合を縫っての畝作りだね。
実はこの話は少し遡ることになってね。
畝を作り始めたのは3月7日なんだよね。
その畝がこちら。

寒中耕起をしたまま放置していたところだねえ。
これを耕すんだけど、さすがに寒中耕起をしていたところは土が軽くて砕けやすいので耕しやすいねえ。
ところがこの日は雨が近いという予報でね。 急がないと。

まずは一回目を耕して。
と、この辺りで雨がパラパラ。 あら、ヤバい。 ってんでちょっと中断。
しばらくするとそれほどでもないのでまた再開。
取り敢えず土を砕いて寄せるところまで。

この辺りでまた少し降り出したので、これ以上は無理と諦めて。
というのが7日の話でね。 当然その後は雨だよ。
一晩中降り続いた雨は朝方には上がったんだけど、到底続きをするのは無理だよね。
ということで、一日おいた今日の話。
まだ乾いているとは言えないんだけど、今夜からまた雨の予報だろう。 これは何が何でもやっておかなくてはということでね。
さあ、再開した畝だよ。

一見乾いているように見えるけど、それは表面の数㎜だけ。 中は結構濡れていてねえ。
それでも何とかやっつけなければ。
二回目を耕して。

ダイコン十耕といって、ダイコンなんかの根菜類の畑は、できる限り何度も何度も耕して土を細かくしておく必要があるんだねえ。
同時に草の根や石ころなんかの異物も取り除いておかないといけないんだなあ。
それをやらないと、そう、グローブのようなダイコンになるからね。
何のこっちゃという話だけど、これは以前にも一度話したけど、第二の地主さんのばあちゃん、いやいや、地主さんから見たら母親だよ。
そのばあちゃんが息子(地主さん)に頼んでトラクターで耕してもらったんだよね。 当然冬の間何もしていなかったので草はボウボウ状態。それを全部漉き込んでしまったんだねえ。 まあ、これも仕方ないけどね。
そこに種を蒔いたダイコンが、よく出来たんだけどほとんどが根割れ状態で、ばあちゃん曰く「あんた、それがなあ、全部グローブみたいになってな。 持って帰るのに恥ずかしいんで隠さんといけんかったんよ」てなことになってしまったんだそうな。
それは漉き込んだ草なんかに、ダイコンの根が当たった結果だねえ。
根が出始めのダイコンは非常に敏感というか微妙なので、異物に当たると曲がったり割れたりするんだよね。 もちろんこの異物の中には、今言ったような草だったりもするんだけど、石ころや硬い土塊なんかもあるのでこれらをよくよく取り除く必要があるんだ。
なので出来るだけ土を細かく砕くように何度も耕しなさいよと昔の人が言ったのが「ダイコン十耕」ということなんだねえ。
ここからはいつものやり方だよ。

堆肥と化成肥料を適量ばらまいて。
これをよくかき混ぜるように耕して。

と、ここでかみさんから「お昼ですよ~」コール。
丁度いいタイミングだね。
午後からはこれをさらに細かく砕く作業をして、土を寄せて形を整えて。

はい、ダイコン畝の完成だね。
実際に種を蒔くときには、上を平らにならして形を整えないといけないけどね。 今日のところはここまで。
今回、面倒くさかったのは、土の中に混ざっている草やその根とか前作の根が残っていたりするやつを綺麗に取り除く作業なんだよね。
これが意外に多くて、結構時間がかかったんだよね。
他の野菜ならこんなもの少々どうでもいいんだけどね。 ダイコンやニンジンなんかの根菜類だけはちゃんとやっておかないと、例のばあちゃんみたいになるからね。
まだ少し時間があったので、子持ち高菜の撤収をしたんだ。
これももう収穫はとっくに終わっていたんだけど、なかなかその段取りにならなくてねえ。

今年は随分沢山収穫出来てよかったんだけど、成長が早すぎて取り損なったものも多かったような。
なので薹立ちも早くて早々にお終い。
これを撤収するのは結構難作業なんだよね。 何しろでかいだろう。
このまま鍬を入れても起こせないんだなあ。 なのでまずは上物を取り除いて。

これがまた大変、鎌を入れようとしても根元に届かないんだ。
それで周りから少しずつ脇芽を取って、それから本体を切り取って。
その本体がまた大きくて重いんだねえ。 大きなやつは両手で抱えないといけないくらいでね。
取り敢えず切り取ったやつを片付けて。

ここまで来れば後はこれを鍬で掘り起こせばいいので。
なんだけど、ここでタイムアップ。 時間切れだね。 もう5時だよ。 空模様も怪しくなってきたし、そろそろ引き上げなければ。
ということで、今日の畑。

まあしかし、本当に三日に一度は雨が降るので、なんとも捗らないねえ。
毎年こんな状態ではあるんだけど、今年は予報がころころかわるし計画の立てようがないというか、なんか出たとこ勝負みたいになっているような。 まあ、計画どおり行くなんてことはまずないので、それが当たり前ではあるけどね。
人の生きようも同じかもね。 樹木希林さんが言った「人生すべて成り行き」も今のヒゲおやじならよくわかる気がするね。 これ、多分若いときに聞いても全然理解出来なかったかも。 何しろ人生なんてこともあまり考えたこともなかったし、そんなもん自分で切り開いていくもんだと思っていたからね。 それが大きな間違いだと思うようになったのは、近頃のことかなあ。
人は自分だけでは生きていけないしね。 多くの人にかかわって、なんか周りから助けられて生きているような気がしてね。
今はだから、「すべて成りゆき」で生きていこうと。 別にそうそう大層なな人生でもないしね。 今日が楽しければいいのかな、なんてね。
では、また明日。
ありがとうございます。
明日もきっと良い日であります。
ヒゲおやじ
昨年は丁度今頃種を蒔いたんだよね。 とは言っても昨年と同じにする必要はなくて、大体3月中くらいを目安にするといいねえ。
それにしても雨が多いからねえ。 今日も、もう降り出しているよ。
ということで雨の間合を縫っての畝作りだね。
実はこの話は少し遡ることになってね。
畝を作り始めたのは3月7日なんだよね。
その畝がこちら。

寒中耕起をしたまま放置していたところだねえ。
これを耕すんだけど、さすがに寒中耕起をしていたところは土が軽くて砕けやすいので耕しやすいねえ。
ところがこの日は雨が近いという予報でね。 急がないと。

まずは一回目を耕して。
と、この辺りで雨がパラパラ。 あら、ヤバい。 ってんでちょっと中断。
しばらくするとそれほどでもないのでまた再開。
取り敢えず土を砕いて寄せるところまで。

この辺りでまた少し降り出したので、これ以上は無理と諦めて。
というのが7日の話でね。 当然その後は雨だよ。
一晩中降り続いた雨は朝方には上がったんだけど、到底続きをするのは無理だよね。
ということで、一日おいた今日の話。
まだ乾いているとは言えないんだけど、今夜からまた雨の予報だろう。 これは何が何でもやっておかなくてはということでね。
さあ、再開した畝だよ。

一見乾いているように見えるけど、それは表面の数㎜だけ。 中は結構濡れていてねえ。
それでも何とかやっつけなければ。
二回目を耕して。

ダイコン十耕といって、ダイコンなんかの根菜類の畑は、できる限り何度も何度も耕して土を細かくしておく必要があるんだねえ。
同時に草の根や石ころなんかの異物も取り除いておかないといけないんだなあ。
それをやらないと、そう、グローブのようなダイコンになるからね。
何のこっちゃという話だけど、これは以前にも一度話したけど、第二の地主さんのばあちゃん、いやいや、地主さんから見たら母親だよ。
そのばあちゃんが息子(地主さん)に頼んでトラクターで耕してもらったんだよね。 当然冬の間何もしていなかったので草はボウボウ状態。それを全部漉き込んでしまったんだねえ。 まあ、これも仕方ないけどね。
そこに種を蒔いたダイコンが、よく出来たんだけどほとんどが根割れ状態で、ばあちゃん曰く「あんた、それがなあ、全部グローブみたいになってな。 持って帰るのに恥ずかしいんで隠さんといけんかったんよ」てなことになってしまったんだそうな。
それは漉き込んだ草なんかに、ダイコンの根が当たった結果だねえ。
根が出始めのダイコンは非常に敏感というか微妙なので、異物に当たると曲がったり割れたりするんだよね。 もちろんこの異物の中には、今言ったような草だったりもするんだけど、石ころや硬い土塊なんかもあるのでこれらをよくよく取り除く必要があるんだ。
なので出来るだけ土を細かく砕くように何度も耕しなさいよと昔の人が言ったのが「ダイコン十耕」ということなんだねえ。
ここからはいつものやり方だよ。

堆肥と化成肥料を適量ばらまいて。
これをよくかき混ぜるように耕して。

と、ここでかみさんから「お昼ですよ~」コール。
丁度いいタイミングだね。
午後からはこれをさらに細かく砕く作業をして、土を寄せて形を整えて。

はい、ダイコン畝の完成だね。
実際に種を蒔くときには、上を平らにならして形を整えないといけないけどね。 今日のところはここまで。
今回、面倒くさかったのは、土の中に混ざっている草やその根とか前作の根が残っていたりするやつを綺麗に取り除く作業なんだよね。
これが意外に多くて、結構時間がかかったんだよね。
他の野菜ならこんなもの少々どうでもいいんだけどね。 ダイコンやニンジンなんかの根菜類だけはちゃんとやっておかないと、例のばあちゃんみたいになるからね。
まだ少し時間があったので、子持ち高菜の撤収をしたんだ。
これももう収穫はとっくに終わっていたんだけど、なかなかその段取りにならなくてねえ。

今年は随分沢山収穫出来てよかったんだけど、成長が早すぎて取り損なったものも多かったような。
なので薹立ちも早くて早々にお終い。
これを撤収するのは結構難作業なんだよね。 何しろでかいだろう。
このまま鍬を入れても起こせないんだなあ。 なのでまずは上物を取り除いて。

これがまた大変、鎌を入れようとしても根元に届かないんだ。
それで周りから少しずつ脇芽を取って、それから本体を切り取って。
その本体がまた大きくて重いんだねえ。 大きなやつは両手で抱えないといけないくらいでね。
取り敢えず切り取ったやつを片付けて。

ここまで来れば後はこれを鍬で掘り起こせばいいので。
なんだけど、ここでタイムアップ。 時間切れだね。 もう5時だよ。 空模様も怪しくなってきたし、そろそろ引き上げなければ。
ということで、今日の畑。

まあしかし、本当に三日に一度は雨が降るので、なんとも捗らないねえ。
毎年こんな状態ではあるんだけど、今年は予報がころころかわるし計画の立てようがないというか、なんか出たとこ勝負みたいになっているような。 まあ、計画どおり行くなんてことはまずないので、それが当たり前ではあるけどね。
人の生きようも同じかもね。 樹木希林さんが言った「人生すべて成り行き」も今のヒゲおやじならよくわかる気がするね。 これ、多分若いときに聞いても全然理解出来なかったかも。 何しろ人生なんてこともあまり考えたこともなかったし、そんなもん自分で切り開いていくもんだと思っていたからね。 それが大きな間違いだと思うようになったのは、近頃のことかなあ。
人は自分だけでは生きていけないしね。 多くの人にかかわって、なんか周りから助けられて生きているような気がしてね。
今はだから、「すべて成りゆき」で生きていこうと。 別にそうそう大層なな人生でもないしね。 今日が楽しければいいのかな、なんてね。
では、また明日。
ありがとうございます。
明日もきっと良い日であります。
ヒゲおやじ
この記事へのコメント
先日、車で10分位の貸し農園で30坪の広さの畑をお借りしました。
今週中に一度、耕運してもらえるのですが
その後は自分で畝たて等をしていかなくてはなりません。
大根の畝幅と畝間はどのくらいで作られているのですか?
大分ボリュームのある体つきなので、他の野菜も畝間は
10センチほど広めにとらなくては、と考えています。
最初は失敗から学んでいくのだと分かっていても
畝間で動けなくなる事を心配しています。
ところで、畝と畝の間の溝ですが、我が家の溝はだんだん浅くなってしまいました。もう少し深くしたいと思うのですが、土が硬くて深くできていません。おやじさまは溝のメンテナンスはどのようにしておられるんですか?浅くなると水はけにも影響が出そうで・・・
私の想像ですが、希林さんにしてもおやじさんにしても、周囲に流されない「自分」をしっかり持っておられる方だと思うのです。根幹がしっかりしているといいますか…(うまくお伝え出来ませんが)、そういう方たちがおっしゃる「人生すべて成り行き」はなかなか意味のある言葉だと思います。
おやじさんのブログは、野菜作りに関してはわかりやすく説明しておられて勉強になるし、時には奥様にはちょっと弱そうな?(笑)おやじさんの日常の様子が伝わってきたりして、楽しませていただいています。野菜作りを始めて間もない私が、楽しく農作業ができているのもおやじさんのブログのおかげかな~。感謝感謝です。
30坪あれば十分の広さですね。
畝幅は植えるものや植え方によって変わりますので、何センチとは決められません。 例えばダイコンの場合、ヒゲおやじは2列に植えるので、80センチほどです。 1列なら当然もっと狭くて大丈夫です。 タマネギだと5列にうえるのでおよそ1メートルです。 これも3列だともっと狭く出来ます。
畝と畝の間は、畝の大きさが変わるので一定ではありませんがおよそ60センチほどです。 狭いと作業がやりにくいので、広いほど楽ではありますが、その分植え付け面積が減るので、その辺りは適当に加減が必要です。
ヒゲおやじの場合は、畝の中心の位置を決めてあります。 その中心と中心の間隔は140センチです。 後は畝幅との関係で畝間は広くなったり狭くなったりしますが、畝の中心の位置は変えません。 こうすると楽ですよ。
それは畝の土が雨なんかで通路に流れ落ちるので、次第に浅くなります。
ヒゲおやじは時々通路を鍬で耕して深さを復元しています。 これは野菜にも結構いいのですよ。 根が伸びやすくなりますからね。
いやいや、そんな大層な事ではありませんよ。 ただひたすら気ままなだけです。 出来るだけ自由に気ままに、やりたいように生きていたいという願望だけです。 なかなか思うようにはいきませんけどね。
畝幅、畝間の広さ参考にさせて頂きます。
今は何を育てようかと楽しみにしていますが
まず最初は、今週末あたりにじゃがいもから
始めていきたいと思っています。
農園を借りる前にシンシアとアンデスレッドの種芋を
買って芽出し作業していました。
分からないことがあったらヒゲおやじ様の
過去のページを読ませて頂きます。
お元気そうで何よりです。
大根をこれから蒔くとのことですが、どんな春蒔きの品種ですか?
地方が違いますが参考までに教えていただけたらと思います。
体調は如何ですか?
疲れてませんか?
ただし、あまり古い記事は参考にしない方がいいですよ。 その後随分進化していますから。
はい、そのうちにやりますので、お楽しみに。
お気遣い感謝です。 大丈夫ですよ、このくらいならまだまだ平気です。
やることは沢山あるのに毎朝ガックリばかりです。
ヒゲおやじさん 相変わらず パワー全開ですねぇ~♬
こちとらも 負けちゃ~いられません。
大根の畑の土起し 興味を持って読みました。
二股大根や小太り大根は出来ませんが・・・
やせ細った大根ばかり 奥さんは作っていますよ。
相変わらず頑張っていますね。 ダイコンは痩せた土では育ちにくいので、堆肥と化成肥料を少し多めにやるといいかも知れませんね。