トマトの仕立てと脇芽欠き! 今年も2本仕立てだよ。
トマトの脇芽が大分出て来たので、そろそろ仕立ててやらなくては。
トマトは大玉にしろ中玉にしろミニトマトにしろ、1本仕立てが一般的だね。
でもヒゲおやじは2本仕立てにするんだよ。
1本でも不満があるわけではないんだけど、2本の方が収量が1.5倍から上手くやれば1.8倍くらいに増えるんだ。それで味も大きさも変わらないってんだから、やらないと損だろう。
昨年やってみて大成功だったので、今年も2本仕立てにするんだ。
さあ、やってみるからよく見てるんだよ。
今日のモデルさんはこちら。
もう脇芽が随分出ているだろう。
黄色の矢印は全部脇芽だよ。向こう側とかもあるんだけど、矢印が書けないんだ。
で、赤の1は主幹、つまり幹だねえ。 それから赤の2は脇芽だ。 選ぶのはこの2本だよ。
脇芽の中でも一番太くて元気が良さそうなのを選ぶんだ。
別にどれでもよいのだけどね。一般的には第一花房の直ぐ下に出る脇芽が、太くて丈夫なので最適だね。
絶対に選んではいけないのが根元近くから出る脇芽だよ。
接ぎ木苗の場合は、台木からよく脇芽が出るので間違わないようにしよう。それがまた元気がいいんだねえ。
間違ってこれを使うと、台木から出た脇芽の方が元気がいいので、本来のトマトの方は勢いを失って上手く育たないんだ。だから台木から出た脇芽は、見付次第除去しないといけないよ。
で、まず邪魔になるので先に脇芽を全部欠いてしまおう。
ほーら、スッキリしたねえ。
このとき間違って、これから使う2の脇芽まで欠いてしまわないようにしないといけないよ。
それが心配なら、先に仕立ての誘引をやってから脇芽を欠いても大丈夫だからね。
普通はそうするんだけど、今回はわかりにくいので先に脇芽を欠いてしまったんだ。
では早速始めるよ。
まず主幹の方から誘引するんだ。
主幹の方から先にするのは、主幹は丈夫なので少々引っ張っても折れたりしないからね。
脇芽を先にすると、ちょっとした加減でポキンと折れてしまったりするんだ。
まず根元に打ち込んである支柱に麻紐を固定して、これをクルクルと主幹に巻き付けるようにして引っ張るんだ。
その先を既に左右に打ち込んである支柱に固定すれば出来上がりだよ。
巻き方はどちら巻きでもかまわないよ。自分のやりやすい向きでいいんだ。 ヒゲおやじは枝の先から見て時計回りがやりやすいのでそうしているけどね。
何で麻紐かというのは、昨年のナスの4本仕立ての記事を読んだ人はわかると思うけど、あれの応用だね。
昨年はここに斜めの支柱を立てて誘引したんだけど、結構支柱も沢山要るし面倒なんだよね。
それでナスのやり方を思い出して、トマトも同じやり方で出来るだろうということなんだ。
斜めの支柱を立てるより随分簡単だよ。
巻き方はわかるよね。 もうちょっと大きくしてみようか?
これでわかるよね。
端を根元の支柱に結びつけた麻紐を、主幹にクルクルっと巻き付けただけだ。
この時あまりきつく巻いてはダメだよ。 緩く巻いたので十分だ。
この後紐をピンと張れば、しっかり巻き付くからね。
次に脇芽の方だ。
やり方は主幹と同じだよ。
こちらも大きくしてみようか。
これでわかるよね。
はい、出来上がり。
ねっ、簡単だろう。
全体を見るとこんな感じだ。
仕立てる主幹と脇芽に巻いた麻紐は、両側の支柱に仮結びしているだけだよ。
これから主幹も脇芽もどんどん伸びてくるので、その都度巻き直して仮結びを繰り返すんだ。
巻き直しといっても、初めからやり直しじゃなくて、続きを巻くということだよ。
それで主幹も脇芽も左右の支柱に到達したら、そこからは支柱に添っていつもどおりの誘引をしていけばいいんだ。
それとこの2本仕立てが出来るのは、基本的にはミニトマト限定と考えた方がいいねえ。
中玉もできるけど微妙かなあ。 去年は何とか出来た感じだったような。
大玉はやったことはないけど無理だと思うねえ。 花房に付ける玉の数が限定されるので、結果的には変わらないような気がするんだ。 一つの花房に付けるのは2個から3個くらいだからね。
1本の方が大きなトマトが出来そうな気がするんだよね。
勇気のある人は、ちょっとやってみてもらえないかなあ。
上手く行けばヒゲおやじも真似させてもらうよ。
それから早い人はもう実がつき始めていると思うんだけど、そろそろ追肥の時間だよ。
ただし大量の追肥は御法度だ。 追肥は少量をこまめにが原則だよ。
窒素過多にならないよう、くれぐれもご用心てところだね。
この2本仕立ては真似してもらって大丈夫だよ。 実験済みだから間違いなく上手く行くからね。
ただし、他の条件が変われば別だよ。
ところで雨が降らないねえ。 もうカラカラだよ。
今日もところにより雷雨の予報で、夕方雷とともにバラバラ降り出したんだ。しめたと思ったら、直ぐに止んでしまったよ。畑は全く濡れた跡もないんだ。舗装道路が少し濡れた程度だねえ。
さすがのサツマイモも大分枯れ始めたんだ。こんなもの滅多に枯れないんだけどね。
かなり植え直さないといけなさそうだ。 でも、まだ苗があるかなあ。 明日でも行ってみよう。
他の野菜も成長が止まったままだ。 元気なのはトマトだけだねえ。
昨日お天道様の悪口を言ったら、機嫌を損ねたのか21日は曇で顔を出さないつもりらしいよ。
どうにも困ったお天道様だねえ。 だからヒバリに借金を請求されるんだ。
さて、今日はこの辺りでお終い。 今日はファームで頑張ったのでもうヘトヘトなんだ。
また明日ね。
ありがとうございます。
明日もきっと良い日であります。
ヒゲおやじ
トマトは大玉にしろ中玉にしろミニトマトにしろ、1本仕立てが一般的だね。
でもヒゲおやじは2本仕立てにするんだよ。
1本でも不満があるわけではないんだけど、2本の方が収量が1.5倍から上手くやれば1.8倍くらいに増えるんだ。それで味も大きさも変わらないってんだから、やらないと損だろう。
昨年やってみて大成功だったので、今年も2本仕立てにするんだ。
さあ、やってみるからよく見てるんだよ。
今日のモデルさんはこちら。
もう脇芽が随分出ているだろう。
黄色の矢印は全部脇芽だよ。向こう側とかもあるんだけど、矢印が書けないんだ。
で、赤の1は主幹、つまり幹だねえ。 それから赤の2は脇芽だ。 選ぶのはこの2本だよ。
脇芽の中でも一番太くて元気が良さそうなのを選ぶんだ。
別にどれでもよいのだけどね。一般的には第一花房の直ぐ下に出る脇芽が、太くて丈夫なので最適だね。
絶対に選んではいけないのが根元近くから出る脇芽だよ。
接ぎ木苗の場合は、台木からよく脇芽が出るので間違わないようにしよう。それがまた元気がいいんだねえ。
間違ってこれを使うと、台木から出た脇芽の方が元気がいいので、本来のトマトの方は勢いを失って上手く育たないんだ。だから台木から出た脇芽は、見付次第除去しないといけないよ。
で、まず邪魔になるので先に脇芽を全部欠いてしまおう。
ほーら、スッキリしたねえ。
このとき間違って、これから使う2の脇芽まで欠いてしまわないようにしないといけないよ。
それが心配なら、先に仕立ての誘引をやってから脇芽を欠いても大丈夫だからね。
普通はそうするんだけど、今回はわかりにくいので先に脇芽を欠いてしまったんだ。
では早速始めるよ。
まず主幹の方から誘引するんだ。
主幹の方から先にするのは、主幹は丈夫なので少々引っ張っても折れたりしないからね。
脇芽を先にすると、ちょっとした加減でポキンと折れてしまったりするんだ。
まず根元に打ち込んである支柱に麻紐を固定して、これをクルクルと主幹に巻き付けるようにして引っ張るんだ。
その先を既に左右に打ち込んである支柱に固定すれば出来上がりだよ。
巻き方はどちら巻きでもかまわないよ。自分のやりやすい向きでいいんだ。 ヒゲおやじは枝の先から見て時計回りがやりやすいのでそうしているけどね。
何で麻紐かというのは、昨年のナスの4本仕立ての記事を読んだ人はわかると思うけど、あれの応用だね。
昨年はここに斜めの支柱を立てて誘引したんだけど、結構支柱も沢山要るし面倒なんだよね。
それでナスのやり方を思い出して、トマトも同じやり方で出来るだろうということなんだ。
斜めの支柱を立てるより随分簡単だよ。
巻き方はわかるよね。 もうちょっと大きくしてみようか?
これでわかるよね。
端を根元の支柱に結びつけた麻紐を、主幹にクルクルっと巻き付けただけだ。
この時あまりきつく巻いてはダメだよ。 緩く巻いたので十分だ。
この後紐をピンと張れば、しっかり巻き付くからね。
次に脇芽の方だ。
やり方は主幹と同じだよ。
こちらも大きくしてみようか。
これでわかるよね。
はい、出来上がり。
ねっ、簡単だろう。
全体を見るとこんな感じだ。
仕立てる主幹と脇芽に巻いた麻紐は、両側の支柱に仮結びしているだけだよ。
これから主幹も脇芽もどんどん伸びてくるので、その都度巻き直して仮結びを繰り返すんだ。
巻き直しといっても、初めからやり直しじゃなくて、続きを巻くということだよ。
それで主幹も脇芽も左右の支柱に到達したら、そこからは支柱に添っていつもどおりの誘引をしていけばいいんだ。
それとこの2本仕立てが出来るのは、基本的にはミニトマト限定と考えた方がいいねえ。
中玉もできるけど微妙かなあ。 去年は何とか出来た感じだったような。
大玉はやったことはないけど無理だと思うねえ。 花房に付ける玉の数が限定されるので、結果的には変わらないような気がするんだ。 一つの花房に付けるのは2個から3個くらいだからね。
1本の方が大きなトマトが出来そうな気がするんだよね。
勇気のある人は、ちょっとやってみてもらえないかなあ。
上手く行けばヒゲおやじも真似させてもらうよ。
それから早い人はもう実がつき始めていると思うんだけど、そろそろ追肥の時間だよ。
ただし大量の追肥は御法度だ。 追肥は少量をこまめにが原則だよ。
窒素過多にならないよう、くれぐれもご用心てところだね。
この2本仕立ては真似してもらって大丈夫だよ。 実験済みだから間違いなく上手く行くからね。
ただし、他の条件が変われば別だよ。
ところで雨が降らないねえ。 もうカラカラだよ。
今日もところにより雷雨の予報で、夕方雷とともにバラバラ降り出したんだ。しめたと思ったら、直ぐに止んでしまったよ。畑は全く濡れた跡もないんだ。舗装道路が少し濡れた程度だねえ。
さすがのサツマイモも大分枯れ始めたんだ。こんなもの滅多に枯れないんだけどね。
かなり植え直さないといけなさそうだ。 でも、まだ苗があるかなあ。 明日でも行ってみよう。
他の野菜も成長が止まったままだ。 元気なのはトマトだけだねえ。
昨日お天道様の悪口を言ったら、機嫌を損ねたのか21日は曇で顔を出さないつもりらしいよ。
どうにも困ったお天道様だねえ。 だからヒバリに借金を請求されるんだ。
さて、今日はこの辺りでお終い。 今日はファームで頑張ったのでもうヘトヘトなんだ。
また明日ね。
ありがとうございます。
明日もきっと良い日であります。
ヒゲおやじ
この記事へのコメント
色々頭で考えて口で言ってみても、実際にやってみないと説得力がありませんからね。実際にやったことを紹介しているのがヒゲおやじの強味なのでしょうかねえ。
初心者でミニトマト挑戦中です(*^_^*)
勉強になりますm(_ _)m
ミニトマトに挑戦中ですか。それは楽しみですね。
慌てずにゆっくり頑張ってください。
生意気に大玉トマトを育てておりますが、今日もトマトの前で
首をかしげて考えて悩んで。。。(笑)
でもこちらにお邪魔して、とても勉強になりました。
詳しく、分かりやすくて写真も一目瞭然ですね!
また、来ますぅ~。
で、教えて頂きたいのですが、大きなわき芽を折るのに失敗して幹までめくれてしまったんです(;_;)大丈夫ですかね?あまりに立派すぎてわき芽とは気づきませんでした(>_<)初心者は小さいうちに摘むべきですねf(^^;
大玉は結構難しいですね。ヒゲおやじもなかなか上手くは作れません。
大玉の場合は2本でなくて1本で育ててください。脇芽は全部取りましょう。
皮が捲れたのですね。多分大丈夫だと思います。ヒゲおやじもよくやりますよ。大きくなってしまったものは、そのまま育てるのも手ですよ。
ヒゲおやじは取ってしまいますけど、無理する必要はありません。
頑張ります(⌒0⌒)/
毎日トマトを見るのが楽しみでしょう。
でも、あまり近くから見るよりも少し離れて見る方が色々なことがよくわかるのですよ。脇芽なんかも近くで見ているとなかなかわからないものです。離れて見ると、直ぐに見付けられますよ。試してみて下さい。
ミニトマトの場合は放置する人もいます。ヒゲおやじは取ってしまいます。鋏は使い回しをしなければ大丈夫ですよ。同じ鋏で次々と別のトマトも切るというのは止めた方がいいです。その都度綺麗に洗うとか消毒すれば大丈夫です。
http://blogs.yahoo.co.jp/qwjjg481/
参考にして頂いて、何よりです。
我が家の庭で姑がトマトのプランター栽培をしてますが(姑はご自分の畑で栽培中。ミニトマト)、私自身お世話を任されても初めての事でさっぱりなんです。
根元近くのわき芽が最初わからなくて、今や結果的に二本仕立て状態になってますが(それ以外のわき芽は取っています)、このままでもいいのかしら(^_^;)
初めてだし今年は収穫量や味以前に、学びを収穫できたらいいなぁと思います。
これからもいろいろ参考にさせて頂きたいですm(_ _)m
根元近くの脇芽は危険ですねえ。接ぎ木苗だと台芽の可能性があります。
これは切って、もし2本にするなら新しい元気そうな脇芽を、もう1本育ててください。別に2本にしないといけないという理由はないので、1本でもよいのではないですか?
ひげおやじさんの別の記事でミニトマトのことを読んだとき、濃い緑の葉は異常と書かれていましたが、このくらい(この記事に載っている写真)くらいがちょうどいい状態ですか?私から見たらこれでも濃いので、もっと薄くないといけないのかなと思い自分のミニトマトと比べて心配していました。
今回初めてネットなどで勉強しながらミニトマトを植えました。元肥はやらず追肥からはじめる・・という情報を参考にし、第一果房ができた時点で追肥をしたのですが、先日ヤフー知恵袋に投稿したところ、肥料不足だと皆さまから指摘を受けました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10208310805
確かに葉がとても小さいのです。でも花は二段目で16ケもついているんですけどね・・。
それでも皆様の意見を参考に追肥を(怖がりながら)しました。
もし何かお気づきの点があればぜひご指導お願いします。
特に水やりの回数など、(30㎝ポットですが)教えていただけましたら幸いでございます。
これは写真なので必ずしも正確に色が表現できている訳ではありません。
見た目で言うともう少し薄くてもいいかもしれませんね。 それと窒素過多の場合ですと葉が巻き付くように丸まってきますので直ぐにわかります。
ああ、プランター栽培ですか。 それを先に言わないと皆さん誤解しますよ。 プランターと畑とでは作り方が違うのです。 プランターの場合は多分野菜の培養土とかを使うはずなので、それには元肥がすでに入っています。だから追肥からでよいのです。 水やりはカラカラに渇く前にやってください。 トマトは特に乾燥を好むので、朝晩こまめに水やりなどは最悪です。 表面を触ってみて乾いていたらというのが基本なのですが、初めての人にはわかりづらいと思います。 割り箸を鉢の端の方に10センチくらい差し込んで、湿っている土が付いてきたら水やり不要です。 乾いた土や何も付いてこなかったら水をやってください。 日光によく当てるのが大事ですよ。
写真を開こうとしたらなぜかコメントが掲載停止になってしまいました。
原因はわかりません。
確かに品種によっても葉の色も形も違いますからね。
本当に窒素過多の場合は、黒かと思うくらい黒いですよ。 それに葉がチリチリと丸く丸まってきますからね。 その傾向がないのなら、まず心配はないでしょうね。しばらく様子を見てみましょう。
窒素過多というのはそんなに黒黒した色になるんですね。
まあ、今のところそんな風ではないのでこのまま様子を見たいと思います。
初めてなので、脇芽がどんな風に伸びるのか・・と観察していたら近所のおじさんがやってきて「早く摘まないと」って言って、私の目の前でポキンと折っていってしまったのです。あれはかなりショックでした。
長年やってる人は私のを見てむずむずするというか口出しせずにおれないのでしょう。
いつもヒゲおやじさんのブログ、口調がおもしろくて楽しませていただいてます。
これからもまた参考にさせていただきますね。
横から手出しはいけませんね。 やりたい気持ちはわかりますけどね(笑)。
あくまでも本人の意思を尊重しなければ。 なのでヒゲおやじも聞かれない限り口出しはしないことにしています。 こういうものって、自分のやりたいようにやりたいですからね。