ソラマメの「しつけ」 その2!  やれば得するかも。

ソラマメも大分大きくなってきたので、そろそろ2回目のしつけをしてやらないといけないなあ。
ということで、V字作戦とI字作戦の続きだよ。
これは必須ではないけど、やれば得するかもという話だ。


こちらは農園の方のソラマメだねえ。

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ほら、大分大きくなってきただろう。









こちらが前回、1月27日に最初にしつけた時の映像だよ。

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随分大きさが違うねえ。


で、この時にまだ枝が短くてしつけられなかったものを、追加でしつけてやろうという作戦だよ。









近くで見るとこんなに大きくなって。

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この中で浮き上がっている枝を、両側の紐の下に挟み込んでやるんだ。









こんな感じだねえ。

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えっ、わかりにくい?

うーん、確かに。








これならどうだ。

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両側の紐の下に3本ずつ入っているだろう。

この方式は片側に3本、両側で6本の仕立て型だ。
本数に決まりはないけど、大体1株で5本から7本と言われているねえ。

で、地主さんに聞いてみたら、農家はV字にする場合は片側3本の6本が決まりですということなんだ。
まあ、それが一番効率が良いということなんだろうねえ。

本数を増やせば当然豆の数は増えるんだよ。 でも、鞘や豆の大きさが小さくなるので商品としての価値は下がってしまうんだ。 もっと本数を減らせば鞘や豆はそれなりに大きくなるけど、今度は数が少なくなって手間の割には収入が少ないということになるんだねえ。 それに本数を減らしても一定の大きさ以上にはならないからね。
だから減らせば良いというわけでもないんだなあ。


ならば商売ではない家庭菜園はどうするのよ、という話だねえ。
プロはプロなりにこういう組み合わせが一番効率が良いと、長年の経験から判断しているわけで、そこは我々素人も見習う必要があるかなあと思っているんだ。

もちろん豆が小さくなっても数が多い方がよいという人は、もっと枝数を増やしてもいいんだよ。
だからそこは兼ね合いだね。 その辺りは自分の好みで判断すればいいってことだなあ。




で、この映像で赤い印をつけたのは脇芽だよ。 新しい枝が伸びようとしているんだ。
ヒゲおやじは6本でやると決めているので、これ以上の枝は成長させないようにしないといけないんだ。
だから全部切り取ってしまうんだよ。

これが脇芽欠きという作業で、これから収穫まで延々と続くんだ。 なかなか大変だよ。目を離すと直ぐに伸びるからねえ。








その脇芽を取り除いて綺麗にしたのがこちら。

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これで終わりならありがたいんだけど、また直ぐに新しい芽が伸びてくるからね。 油断できないんだ。








それで、最終的にはこの紐の外側から立ち上げてV字型に仕立てるんだよ。

何となくそんな雰囲気になりつつあるだろう。

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これは無理に立ち上げる必要はなくて、自分で勝手に立ち上がってくるからね。


さあ、これでこちらの作業は終了だ。







次は畑の I 字型のしつけだねえ。

農園の方はV字型だけど、畑の方は I 字型にしつけるんだ。

何でそんなに型を分ける必要があるんだ?
いやいや、必要なんかないよ。 そうしたいだけの話だ。

元々農園の方は I 字型の地域で、畑の方はV字型の地域なんだねえ。
だからそれぞれその逆のやり方をしてやろうという、ヒゲおやじのへそ曲がり根性というか、まあ遊びだね。


これがそのソラマメだ。

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こちらもそこそこ大きくなってきたねえ。




では早速作業をしよう。

こちらは I 字型の躾なので、紐は1本だよ。

この紐の下に5本の枝を挟み込んでやる作業だ。

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まだ少し成長が足りない枝もあるので、それは取り敢えずピンで押さえて癖を付けてやろう。

V字型が6本に対して I 字型が5本なのは、仕立てたときのスペースの問題だね。
I 字型は1列に並べるので、6本にすると枝同士がくっつきすぎるんだ。 そうなると風通しや日当たりが悪くなって、アブラムシが付きやすくなったり病気になりやすくなったり、収穫にも影響するからね。

なので I 字型は5本にするんだ。これも農家の知恵だよ。








で、こちらも同じように脇芽は全部取ってしまうんだよ。

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さあ、これで今日のところのしつけは終了だね。
まだ伸びきっていない枝があるので、それが伸びてきたらまた同じ作業をするんだ。

そのうちに枝が立ち上がってくるからね。
そうしたらいよいよ支柱を立てて本格的なしつけをするんだよ。


それはもう少し先の話だ。



ところで得をする話って?

ああ、それは枝数をやたらに増やさないってことだよ。
指導本には枝数の制限は書いていないんだ。 立ち上がってきたら支柱を立てるとか紐で補強をして倒伏を避けるというようなことは書いてあるけどね。

これは好みではあるけど、ある程度の枝数制限はやった方がいいと思うよ。
その方が絶対に美味しい豆が採れるからね。 



それからこの一度寝かせてから立ち上げるというしつけ方は、必須ではないのでやらなくてもいいよ。
これはプロの農家の中でもごく一部の人しかやっていないからね。

なぜって、それはあまりにも手間がかかるからだよ。
地主さんも、多分それが正しいとは思うけど、そんな手間はかけられないという話だったからねえ。

そらそうだよね、農家は何千本という本数だから、こんなことはやってられないよね。

ヒゲおやじは全部合わせても精々60本くらいだから、手間というほどではないんだ。


このように家庭菜園というのは、プロと違ってふんだんに手間がかけられるというのが最大の魅力で、だからこそ面白いんだねえ。

でもたまに、「うちはプロの農家に教えてもらってやっているので、ヒゲおやじなんか必要ない」というようなコメントをくれる人もいるけど、それはやっている意味が違うんだなあ。
だからそういう人には、「ご自由にどうぞ」と返事しているけどね。


あ、いやいや、また話が変な方向に脱線してしまったねえ。


ということで、真似はしてもしなくても、お好みでどうぞということだ。 この場合はさほど目に付くような差は出ないような気はするけどね。




さて、今夜は飲み会だ。昔の戦士が集まって、また「あのときは」なんて話になるのかなあ。
結構知らない裏話なんかが聞けたりして面白いんだよ。 何しろその当時は敵味方だからね。

昨日の敵は今日の友ってやつだ。


なので早めに記事をアップしたってことだよ。



雨が上がって日が照りだしたなあ。 ちょっと散歩に行ってくるか。


じゃあね。



ありがとうございます。







明日もきっと良い日であります。

ヒゲおやじ







この記事へのコメント

まさぼう
2013年02月06日 21:37
いつも拝見してます。参考になります・・という私は今年はソラマメ作ってませんが(笑)
話は変わりますが、ソラマメの種って高いですよね。いつも思うのですが、種は売っているときに何粒入っているか書いていないのが多いですよね。○○mlなんて書かれても。わかる資料あるんですかね?
oko-chan
2013年02月07日 09:11
ブログ遡って拝見。玉葱の中耕の記事、私は植えたままにしていたので、早速今朝中耕しました! 苗を買うのが遅くてやっとホームセンターで見つけた弱々しい苗でしたが、なんとか根付いてしっかりした苗になり喜んでいたところでした。また、玉葱記事をお願いします。
ありがとうございます。
ヒゲおやじ
2013年02月07日 10:45
まさぼうさん、ありがとうございます。
メーカーによっては「およそ○○個」などと書いたものもあります。
通常の種袋ですと、大体20個以内ですね。確かに高いです。自家製の種を取っておくのも手ですよ。
ヒゲおやじ
2013年02月07日 10:49
oko-chanさん、ありがとうございます。
しっかり根付いたら追肥をするといいですね。追肥は植え付けた時期にもよりますが、通常は一月に1回で、3月に追肥をしたらその後はやりません。
讃岐のぴっぴ
2013年02月07日 21:00
今日図書館で“永田農法……”が
目に留まりました。初心者の私には??
ひげおやじさんのブログを参考に、
一年足らずですが大変満足しています。
ご意見を聞かせていただければ嬉しいです。
ヒゲおやじ
2013年02月07日 22:38
讃岐のぴっぴさん、ありがとうございます。
長田農法はヒゲおやじも勉強しました。基本的な考え方は採用しています。
例えば、肥料は少なめが美味しい野菜ができるとか、スパルタ農法がよいとかです。ただ、液肥だけでよいというのはどうかなあと思っています。
これでは地力が落ちてしまいます。つまり土中の微生物がいなくなってしまいます。それは不味いのではないかと思いますね。
あと、自然農法も一部取り入れていますよ。野菜作りはこれが完璧というものはないので、良いところは積極的に取り入れるといいですね。
讃岐のぴっぴ
2013年02月08日 07:17
ありがとうございます。
ヒゲおやじさんのブログ教科書にします。
産直で一本大根購入、食卓に出しました。
家族曰く、我が家の大根が美味しいと、嬉しかったです。
ヒゲおやじ
2013年02月08日 10:22
讃岐のぴっぴさん、ありがとうございます。
やはり野菜は自分が作ったものが一番美味しいのですよ(笑)。
逆に言うと、それだけ自分の作る野菜煮責任がある、つまり野菜を責任を持って作るということでしょうね。だから美味しいのでしょう。
oko-chan
2013年02月08日 12:39
胡瓜ブログ 拝見しました。もう驚き!です。
私は、ポットからそのまま移していた状態でした。
夏野菜初挑戦の昨年、かぼちゃ&きゅうりは収穫どころか『うどんこ病』他にかかり大失敗、苗を抜くことに。『冬の養生その1』を終わらせ、その2を段取中。
胡瓜、参考にさせてもらいます。今年は頑張る!、やる気モード急上昇です。

ありがとうございます。
ヒゲおやじ
2013年02月08日 13:33
oko-chanさん、ありがとうございます。
古い記事を読んでいるのですねえ。うどんこ病は葉が密集し過ぎるとかかりやすくなります。地面に近い下葉は早めに切り取りましょう。うどんこ病にかかった葉は、できるだけ早く切り取り、焼却または畑の外で地中に埋めるなどの処置をすると、蔓延を防ぐことができます。全くかからないようにするのは不可能です。
参考になりました^^
2013年02月10日 18:57
はじめてのソラマメ栽培でとても参考になりました^^
V字型にしてみようと思ってます。
寒いのに、すでに花が咲きそうですが(゜ー゜;A
早くないかな~?とそのままでいいのか心配してますが・・・。
http://plaza.rakuten.co.jp/momo4141/
南国でお気楽ガーデニング はなはなななこ
ヒゲおやじ
2013年02月11日 14:02
はなはなななこさん、ありがとうございます。
V字の場合は左右に3本ずつが基本です。 無理にでも分けてください。
少しずつしつけてやると簡単に癖が付きますからね。
花は大丈夫です。あまり早く咲いた花は実になりませんが、気にしなくていいですよ。

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